青年塾9期関西クラス・丹後講座

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11月25日から27日までの3日間行われた青年塾9期関西クラス丹後講座に、26日の夜から参加しました。写真は27日朝の朝日と棚田の風景です。

「やっぱり青年塾はいい!」と実感した2日間でした。真剣に頑張っている現役塾生を見て、真摯・誠実に一期一期を積み重ねることで、青年塾の伝統が培われていくんだなあと思いました。

上甲晃塾長や講師の金子一也さん、4期生の先輩、8期の仲間に再会でき、嬉しかったです。

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8期では、新婚ホヤホヤのロッド夫妻と、寒天が売れに売れて忙しいニンちゃんのほか、かよねー、ワカちゃん、つなぎ、メタルがいました。ハクブンとジョウちゃんも来ていたとか(「あれ?8.5期生は参加してないの?」と思いましたが(笑))。

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8期のときと同じく、人物研究・課題図書の発表などは廃校となった旧・世屋小学校(現・世屋地区公民館)今回研修室となったのは「大場学級」の教室。

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今回は体育館は使われませんでした。ここで発表したり演じたりした我々8期にとっては懐かしい場所です(笑)。

仕事の都合で到着が土曜日の夜になり、人物研究(内村鑑三著「代表的日本人」に登場する西郷隆盛上杉鷹山二宮尊徳中江藤樹日蓮の研究発表)にギリギリ間に合いませんでした。9期の人物研究が見たかったのに~!(「西郷隆盛」だけ松山講座でやり直しらしいです)

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丹後も紅葉がきれいでした。標高が高いせいか、セイタカアワダチソウの背が低く、かわいらしい感じさえしました。

1年前もそうでしたが、道に迷うと、何故か舞鶴の方へ向かって車を走らせてしまっています。何か舞鶴にあるのでしょうか。またそうなったら、次は思い切って舞鶴に行くことにします(笑)。

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宿舎は8期のときと同じ「しおぎり荘」。昨年はなかった間寛平のサイン色紙がありました。

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青年塾版環境ISOということで、ゴミを(いや、資源と言ったほうがいいのでしょうか)を13種類に分けていました。

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小学校の敷地内には二宮尊徳(二宮金次郎)の像が。像の台座には「至誠報徳」の文字。

茂木報徳会「二宮尊徳の思想・報徳とは」
尊徳の思想を一般に「報徳」と言います。ひとことで言えば、すべてのものの徳(価値、特性)を認め活かす(報いる)ことです。
実際には、至誠の心をもって勤労(勤)・分度(倹)・推譲(譲)を実行するものと教えられています。

至誠とは 人のこと世の中のことを思いやり、そのために進んで実行しようとする心構え。
勤労とは 骨惜しみをせず働くこと。
分度とは 条件をわきまえて節度のある行き方をすること。
推譲とは お金やモノや力を、将来のために備え、また社会のために差し出すこと。


薪を背負いながら本を読んだ二宮金次郎に「ゆとり教育」なんて言ったら、張り倒されそうですね(笑)。

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朝食を運んでいる広沢さんです。鋭い観察眼をもって、全体を良く見ています。

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左からトッティー、心ちゃん、森君。朝食の準備をしています。

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カドッチです。「今回はピンでお願いします」と頼まれました。前は森君とのツーショットでしたからね(笑)。

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朝食です。上甲塾長の元部下で、現在は木子地区・松尾地区で農業をされている橋本様が棚田でつくられたお米(無農薬栽培)のご飯と、串本講座で偶然であった「ひらまる」様が作っておられる鯛の干物、京野菜の「九条ねぎ」の酢みそ和え、タカノフーズ様のおかめ納豆、世屋地区の「世屋味噌」を使った味噌汁、飯尾醸造様の紅芋酢と蜂蜜を牛乳に混ぜてつくった「紅芋酢の牛乳ドリンク」、という朝食。エコで健康的で美味しくて、最高です。

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塾長講話。庄内・庄内藩のこと、出発式において関西クラスにできること、串本講座のこと、今回の丹後講座におけること、松山講座での演劇のことなど話されました。9期生は9人と少ないのですが、塾長は「ベストナイン」と賞賛されていました。

塾長からはいつも意義のある話を聞かせていただけるのですが、印象に残ったのが、私のとなりで一生懸命塾長の言葉をメモしていた8期同期のつなぎの姿。これは青年塾生OBにしか分からない感覚だと思うのですが、本当に、一回一回の講座・講話が貴重というか、とても敬虔な気持ちになるというか。特に、しばらくぶりに講座に参加するとそういう気持ちになって、塾長の言葉を聞き漏らすまい、心に留めようという姿勢に自然となります。

今回の塾長の話の中で、私が感銘を受けたもの。
・賊軍となった庄内藩で、藩士達は、庄内を立て直そうと農地を開墾することにした。くじ引きの順に開墾する場所を決めたが、一番のくじを引いたものは、一番楽な場所を選べるにもかかわらず、一番困難な場所を選んだ。
松下幸之助は「心配かけるような仕事の仕方をしたらアカン」と言っていた。遅刻するのは仕方ないけど、遅れるときは連絡をしなさい。連絡を怠ったがために、長年培ってきた信用が一瞬にして崩れることがある。信頼が崩れるときは一瞬だ。
・失敗は人に成長を与え、成功は人に自信を与える。

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課題図書「坂の上の雲」5・6巻の発表。思わぬ涙もあり、ああ青年塾だなと・・・だけどやっぱり、森君はやってくれるなあ(笑)。

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最後まで居たかったのですが、仕事の都合でお昼前に退席しました。帰り道の丹後の海と、霞む山のグラデーションがきれいでした。