民主党の野田佳彦議員が国対委員長を引責辞任した。私は辞任せざるをえない、辞任すべきだと思っていたのでホッとしている。現在、新しく国会対策委員長に就任した渡部恒三元衆院副議長(元自民党国対院長)に注目が集まっているが、一人責任をとった野田議員の辞任の言葉を、少しくらいはマスコミも取り上げればと思うのだが。
さて、2/28の記事で、私は野田議員を応援する団体の会員になっていると書いた。私は野田さんが辞任もしないのなら、この応援団から抜けさせていただこうと考えていたが、きっちりと辞任されたので、これからもこの応援団に籍を置かせていただこうと思っている。その団体の応援団長は野田議員の辞任に際してこうコメントした。「これから先も野田さんが、どのような選択・決断をされようとも応援します」・・・私は立派だと思った。
例えるには少し違うかもしれないが、鈴木宗男と共に、彼を応援し続けた松山千春のことも、世間やマスコミは叩いた。しかし私は松山千春の態度を立派だと思っている。何の得にもならないどころか、むしろマスコミに批判されることでイメージは傷つき、仕事も減り、CDの売上も落ちることは分かりきっていたのに、松山千春は一貫して鈴木宗男を擁護し続けた。
鈴木宗男のように落ち目になって世間から袋叩きにあったとき、松山千春のように力強く励まし支援してくれる友人をもっている人はどれだけいるだろうか。私は宗男は大嫌いだが、松山千春は好きだ。
私の好きな松山千春の「帰郷」という歌は、こう締めくくられる。
★「帰郷」―松山千春
http://west-village.main.jp/2006music/2-ka/mkikyou.html
何も言わず 何も聞かず
もうすぐ帰る 僕のふるさと★
どんな罪を犯そうとも、「何も言わず 何も聞かず」迎え入れてくれる故郷。自分を信じ続けて応援してくれる友人・・・そのお陰で人が変わったのかどうか分からないけれど、鈴木宗男は今、質問主意書を連発して、外務省の犯罪を暴き立てている。これはかなり国益になっているのではないかと私は見ている。
★鈴木宗男(ムネオ)による外務省への質問主意書
http://www.blog-headline.jp/archives/2005/11/post_1246.html
信じて応援し続ける気持ちが、人を変えることもあるのかもしれない。無論、騙され裏切られ続ける危険性もあるけれど、松山千春のような、自分が傷ついてまでも他人を信じ抜く気持ちは尊いと思う。