前原代表辞任って・・・エイプリルフールは明日ですよ(笑)

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ガセ「堀江メール」問題の責任をとって、本日、民主党前原代表が辞任。私は前原代表には辞任してほしくなかった。9月まで代表を勤め上げて、今国会中に国民投票法を実現させて、憲法改正への道筋をつけて欲しかった。

辞めるなら、あの党首討論の前か、党首討論中に「辞任する」と宣言すべきだったと思う。そうすれば「さすが、元高校球児だけあって、去り際がさわやかだ」と好印象を与え、次につながっただろう。

民主党のメール問題の調査報告書によれば、党首討論の2日前の2月20日には野田前国対委員長が「メールの信憑性を立証するのは困難」と幹部会で陳謝したとか。それを前原代表は知りながら「楽しみにしていただきたい」と見得を切り、党首討論では当然のことながら何の証拠も示すことが出来なかった

前原代表にしてみれば、これほどの大きな問題になるとは思っていなかったかもしれない。引き際を誤って、苦しい立場であっただろう。でも、ここで代表を辞めてしまったら、余程のことがない限り、失地を回復することは出来ないと思う。9月まで代表を続けてチャンスを窺うべきだった。

永田議員も辞職願を提出。辞職することになったので、懲罰はされず、従ってどのような懲罰が適当かを審議するために必要だとしていた「西澤孝」氏の証人喚問も行われないことになった。辞職をもっと早く決断していれば、24日の懲罰委員会で「西澤孝」氏の名前を公表することもなかったのに・・・

誤りがあれば、直ちに素直に謝罪する」とか、そういった道徳的な原理原則を貫いていればこのようなことはなかっただろう。そうでなくても、将棋のように、二手先、三手先を読む能力に長けていれば、こんな羽目には陥らなかったと思う。レールの上をまっすぐ歩いてきた人は、勉強ばかりで、将棋なんてやらなかったのかもしれないが。永田という飛び過ぎる「桂馬」の打ち所が悪かったために、自民党に、飛車も角も、玉も取られた、という感じがする。