青色の活躍

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高槻市長を目指す吉田康人さんの公約には、

◆安全を究める

【夜道を明るく】公約 9:「夜道が明るいまち」高槻へ向けて自治会、民間企業、学校、福祉施設へ電灯設備を貸し付け、電気料金を補助します。



という項目がありますが、「青色防犯灯」が、奈良県で非常に効果を上げているそうです。

産経新聞「防犯ブルー、青色灯効果あり 奈良県、犯罪年100件が15件に激減」

犯罪の抑止のために奈良や広島など、各地に設置されている「青色防犯灯」が予想以上の効果を発揮している。全国に先駆けて昨年6月に導入した奈良県では、県内23カ所で年間約100件あった犯罪発生件数が、地域によっては件数がゼロになるなど約15件にまで減少した。広島でも犯罪が激減し、抑止効果が実証されたかっこうだ。
(中略)
青色防犯灯は、2000年にイギリス北部のグラスゴーで、景観改善のために青色灯を導入したところ、犯罪発生数が年間約1万件減少し、注目された。
(中略)
同県警が設置した地域について今年1月末までの8カ月で犯罪別に統計を取ったところ、自転車盗が56件(16年度)が2件に、バイク盗は11件(同)から3件に激減。また3件あった自販機荒らしはゼロになるなど、大きな効果をあげていることが判明した。
(中略)
また奈良県に次いで導入が早かった広島市でも効果は抜群。警察のデータでは同市中区本川町で昨年8月に導入後、12月までの犯罪発生件数を調べたところ、平成16年の48件から昨年は6件に激減したという。
(中略)
青色防犯灯の予想以上の効果について、防犯照明に詳しい奈良女子大学の井上容子教授(光環境学)は「青い色に心理的な鎮静作用があるのは確か。しかし防犯灯の明るさのレベルでの心理効果の有無は明確ではない部分もあり、これから慎重に検証したいテーマ」と話している。★



ぜひ高槻市の電灯も、青色にすることを検討していただきたいと思います。


また、今朝の産経新聞によると、「青色発光ダイオード(LED)」を開発した中村修二米カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授が、「ミレニアム技術賞」を受賞したとのこと。この賞は、フィンランド政府などが出資する「ミレニアム技術賞基金」が、人々の生活の質を向上させる技術革新に対して二年ごとに授与するもの。賞金は100万ユーロ(1億4700万円)で、技術者を対象とする賞としては世界最高額。

フィンランド外務省「ミレニアム技術賞、日本人が受賞」

2006年ミレニアム技術賞受賞者は、日本人の中村修二氏に決定した。中村修二教授は、高輝度青色LED、緑色LED、白色LED、および青色レーザーダイオードなどの革命的な光源を開発した。
(中略)
LED灯は、一般の白熱灯よりも寿命が長く、エネルギーの消費量が非常に少ない。産業先進国ではLED灯の省エネ効果の可能性は非常に大きく、米国だけでも照明システムをLEDに切り換えるだけで 今後何十年にもわたりかなりの節電効果が期待できると試算されている。また、この新しい光源は 太陽熱システムにも適合するもので、発展途上国の遠隔地域での利用に理想的である。

中村教授の発明を応用する上で、将来、最も有望なものに飲料水の殺菌消毒がある。紫外線LEDを使用することで、浄化プロセスを従来のものよりも一層効果的かつ安価にできる。この技術を利用して、世界中の何千万人もの人々の生活と健康が向上されると期待されている。

データの保存や転送も、青色レーザーダイオードを使用することによって著しく便利になる。CDやDVDの記憶容量を現在の5倍にも増やすことができる。

(中略)
この発明は、トーマス・エジソンによる白熱灯の発明と対比することができます。(後略)★



青色といえば、不可能と言われていた「青いバラ」が世界で初めてつくられ、先月大阪市鶴見緑地で、アジアで初めて開催された「世界バラ会議2006」で公開されたことが話題になりました。開発したのは日本の企業のサントリー。つくるのに14年の歳月をかけたとのこと。

最近、日本の「青色」が活躍しているなと、そういう感慨をもった次第であります。

ドイツでがんばっているブルーのサムライ達にも、ぜひ活躍してほしいと願っております。

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