高槻の強盗事件と勇敢な警察官

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本日未明、高槻市で連続して強盗傷害事件が起きました。

【朝日新聞】女子大生ら被害 バッグひったくり2件 大阪・高槻

 26日午前1時20分ごろ、大阪府高槻市北園町の路上で、近くに住む女子大学生(21)に後ろから黒っぽい乗用車が近づき、運転手の男が、現金約2000円入りのバッグを左肩から窓越しにひったくった。大学生は転倒し右手と両足に軽いけが。

 約25分後、約1.5キロ南西の同市津之江町2丁目の路上で、近くの美容師の男性(22)が自転車で帰宅途中、黒っぽい乗用車に追突され転倒、降りてきた男に頭をけられ、現金約10万3000円の入ったリュックサックを奪われた。男性は頭と顔に軽いけが。男は短めの金髪でジーパン姿だったという。

 高槻署は同一犯の可能性があるとみて、強盗致傷容疑で男の行方を追っている。★



特に2件目は、車で追突した上、転倒した被害者の頭を蹴るというかなり荒っぽい手口。被害に遭われた方は、本当につらく悔しい思いをされたことでしょう。

ところで、今日のニュースでは、高槻署の25歳の巡査がひったくり犯を約1キロも走って追いかけ、逮捕したというものもありました。

【神戸新聞】1キロ走り、逃げ切れず逮捕

 大阪府警高槻署は25日、窃盗容疑で大阪府摂津市鳥飼新町、会社員岩田浩一容疑者(28)を再逮捕した。

 岩田容疑者は23日夕、大阪府高槻市でヘルメットをかぶらずにミニバイクを運転中、高槻署員に見つかった。バイクを放置し走って逃げたが、追い掛けた男性巡査(25)に約1キロ先で取り押さえられ、道交法違反で現行犯逮捕された。

 巡査は同署の駅伝の代表選手。いくら逃げても追い付いてくる巡査に観念した岩田容疑者は「どうにでも好きにせいや」とへたり込んだという。

 調べでは、岩田容疑者は22日夜、摂津市鳥飼上の路上で女性のハンドバッグをひったくった疑い。★



こんな勇敢な警察官が高槻市にいるなんて、大変心強いです。

しかし、警察官がこのように若くて体力のある方ばかりではありません。自転車でも速力に限界がありますし、私は、ひったくりの検挙などには、覆面パトカーならぬ「覆面白バイ」が効果があるのではないかと思います。白バイだと目立つので、警察のバイクと分からぬよう、普通の市販車に、私服の警察官が乗る。当然中型車以上で。

原付程度ならこの覆面白バイで対処できると思いますが、車の場合、未明に起こった事件のように体当たりをされるとバイクでも転倒してしまいます。

そこで、磁石で自動車の車体に貼り付く、マグネット式の車両追跡用発信装置を覆面白バイに装備しておきます。これを悪質な犯人の車に投げつけ、覆面白バイは安全が確保できるだけの車間距離をとって追跡する。どうでしょうか?でも、お金がかかりそうですね(笑)。


この優秀なお巡りさんの記事の下に(本日の産経新聞夕刊)、こんな記事がありました。妙に面白かったので紹介します。

【サンスポ】愛ちゃんばりに「サー」-“世界スリッパ卓球大会”開催

「世界スリッパ卓球大会」で、特製スリッパを使いプレーする子ども=25日、山形県河北町

 スリッパ生産量が日本一の山形県河北町で25日、「世界スリッパ卓球大会」が開催され、中国や韓国など7カ国の留学生を含め、小学生からお年寄りまで100人以上が、ラケット代わりに特製スリッパでラリーを繰り広げた。

 大会用の特製スリッパで打つと「ポコン」とのんびりした音がするが、参加者は真剣そのもの。会場の町民体育館では「サー」と卓球の福原愛選手ばりの掛け声が上がり、スマッシュが決まるたびに歓声が響いた。

 初参加ながら60歳までの部で準優勝した、山形大学工学部のモハマド・ハフィズ・ビン・カマルディンさん(19)=マレーシア=は「卓球は初めてだけどとても楽しい」と笑顔。同県村山市から来た笹原亮真君(11)は「ラケットが大きくて指が痛くなったけど、またやりたい」と楽しそうだった。★



スリッパの卓球大会に、「7カ国の留学生を含め、小学生からお年寄りまで100人以上」が参加するなんて、凄いですね。写真の女の子はとてもかわいいのですが、手にしているスリッパは、もうスリッパの域を超えて別のものになっているような気がします(笑)。