裁判でダイエット?

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今週月曜日は裁判がありました。証人尋問と本人尋問が行われ、私も証言台に立ちました。正確に言えば、証言台の前に座ったわけですが。被告も初めて法廷に姿を現しました。被告の両親も傍聴席に。

言いたいことは山ほどあるのですが、それは、判決が出てからにしようと思います。もしかすると事情があって、判決前にこの裁判に至る経緯を話さざるを得なくなるかもしれませんが。

私は、被告からの素直な謝罪を、この裁判を通じてもずっと待っていました。素直な謝罪があれば、許そうと思っていました。それ故に、マスコミに情報を流すようなこともしませんでした。しかし、被告は宣誓書を読み上げ、裁判官の面前にいるにもかかわらず、あきれるほどに嘘を繰り返すばかり。彼女がピノキオなら、伸びすぎた鼻が裁判所の壁をぶち抜いていたことでしょう(笑)。

私はこの裁判を、本人訴訟という形で、弁護士をつけず、自分自身ですべてを準備して戦ってきました。

けれども、今回から弁護士さんにお願いすることにしました。そのきっかけは、被告側が証人を立てて、法廷で偽証をさせようとしたことです。私は、そのように偽証をさせられ、万が一にも逮捕されるような事態になれば、あまりにもかわいそうだと考え、偽証を思いとどまるように説得しようと、直接その方の家にお伺いしました。

ところが、その方の家族から、私を脅迫で警察に訴える旨のことを言われました。

被告は権力側の人間なので、よく聞く話として、私が微罪で逮捕されるかもしれない。あるいは、被告のグループには暴力団との親交を報道された人間もいて、その親類が私の地元でも力をもっているので、私が物理的に法廷に立てないようにされるかもしれない。そう考え、万が一の事態になった時も、私に代わって戦ってもらえるよう、この証人尋問・本人尋問に際して、弁護士さんを頼むことにしました。

急に頼んだにもかかわらず、私の弁護士さんは良くやってくれたと思います。また、弁護士さんと話をすることによって、新たな視点も得ることが出来ました。

今まで裁判があると、その度に体重が減っていきました。裁判のある日の2~3日前から、食事が喉を通らなくなるのです。今年の初めには80kg近くあった体重が、今朝計ったら68kgに。この裁判は、私にとって非常にトラウマになっていることに関するものであり、精神的なストレスも相当なものがありました。けれども、そのお陰で、健康診断の結果は、中性脂肪が減るなど、良くなりました(笑)。

この尋問でもう一つ良いことが。これまでの法廷では、裁判所関係者以外は、原告席に私一人、被告席に相手の弁護士さん一人だけの寂しいもので、相手の弁護士さんは、裁判が始まるぎりぎりの時間に入ってきて、裁判が終わると風のように素早く帰ってしまい、直接言葉を交わすことはまったくありませんでした。

しかしこの尋問では、尋問という形ではあったけれども、相手の弁護士さんと初めて会話を交わすことが出来ました。コミュニケーションがとれたことで、おかしなことかもしれませんが、何となくホッとしたのです(笑)。まあ、コミュニケーションをとったとしても、その言葉を根底から覆すひどい人間もいますが。

担当の裁判官の方も、非常に粋な質問をされました。粋な判決がされるのではないかと、私は予感しています。