2学期制のパブコメのことを載せない「たかつき教育だより」

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昨日の夕方、我が家のポストに「広報たかつき」と共に「たかつき教育だより」が投函されていました。

現在、高槻市のサイトでは2学期制についてパブリックコメントを受け付けているのですが、そのことについて、「たかつき教育だより」には、一切触れられていませんでした。

たかつき教育だより」は、3月、7月、11月の、年に3回しか発行されません。教育委員会は、市民の意見を聞く気があるのでしょうか?

教育だよりPDF版

2学期制に関するパブリックコメントについて、高槻市発行の広報誌に載ったのは、今年10月25日発行の「広報たかつき」のみ。しかも、すごく小さな扱いです。本当は、市民の意見なんて聞きたくないのでは?(笑)

今、高槻市の皆さんは、2学期制については非常に無関心だと思いますが、これが学校の裁量権の拡大とともに実施されたら、結構大変なことになると思いますよ。気付いた時には手遅れなのかもしれません。


それから、教育委員会のサイトには次のように書かれていますが・・・

高槻市学校園2学期制

調査研究がはじまりました

高槻市では平成19年度に全校園実施を目途として、調査研究を始めました。今年度は3つの中学校ブロック(七中、八中、如是中)で調査研究を行っています。また、各学校園の調査研究と並行して、高槻市学校園2学期制推進委員会を立ち上げ、学識経験者やPTAの代表のみなさまからもさまざまな角度からご意見をいただき、高槻の子どもたちにとって、よりよい2学期制を考えていきます。(後略)★


現在、高槻第一中学校、高槻第四中学校、高槻第六中学校でも、2学期制が試行されています。何故それについての言及がないのでしょうか?(六中でも、やはり、定期テストの回数は4回に減らされていました)

広報などでは「2学期制の導入を検討する」「考えていく」というような表現しかしていませんが、今年度第2回目の「高槻市学校園2学期制推進委員会」では、一瀬教育長が、来年度、二学期制を完全実施すると言い切っていました。

シンポジウムでもらった高槻第一中学校の資料には「二学期制は、大きな制度改革です。」と書いてあります。そんなに大きな制度改革であるならば、もっと市民の意見を積極的に聞くべきでしょう。


「たかつき教育だより」には、先日行われたシンポジウムについて次のように書かれてあります。

★2学期制試行実践報告会を開催

10月28日、「高槻の子どものための2学期制 2学期制試行実践報告会」を開催しました。

400人を超える市民・保護者・教職員の皆さんが集まる報告会になりました。

まず、2学期制を試行している16校園を代表して、第七中学校ブロックから各校の取り組み報告がありました。

報告内容は左記のとおり。

▽第七中学校

2学期制に移行することを契機に、生徒活動の活性化に取り組み、生徒たちが名付けたジャスミン運動を実施。

▽柱本小学校

学力向上に向けた取り組みや三者懇談の様子。

▽三箇牧小学校

保護者や児童の声に耳を傾けながら、共に学校作りを進める取り組み

▽柱本幼稚園

夏休みの保育日での園児と保護者の交流を紹介。
(後略)★


前に書いたとおりですが、ジャスミン運動等その他、いったい2学期制とどんな関係があるのか、まったく意味不明です。これが2学期制試行の成果なのでしょうか?

試行期間とかモデル校とか、それで成果が上がらなければ、本格的には実施しない。普通はそのためのものでしょう。それが何故、モデル校で成果が上がらないのに、教育長は実施すると言い切るのでしょうか。

こんなので本当に2学期制を実施するつもりなのでしょうか?やはり学校の裁量権の拡大が主目的なのではないでしょうか。