高槻市職員の市営住宅家賃・保育料の滞納の状況

最近あちこちの自治体の職員が、市営住宅の家賃や保育料、市税や固定資産税を滞納しているとのニュースがありましたので、我が高槻市ではどのような状況なのか、先日、情報公開請求をするなどしてきました。

まずは市営住宅の家賃。ご説明くださったのは、以前このブログでもご紹介した住宅課のA課長。私はこのA課長の素直な人柄が非常に大好きで、将来助役になれる器をもった方ではないかと個人的に思っています。

A課長によると「市営住宅の家賃を滞納していた市職員は、数名いました。数名というのは、10名未満です。しかし、私が『このままでは新聞に載ってしまうよ。6月のボーナスはなかったものと思って、ちゃんと払いなさい』と説得したところ、皆払ってくれました」とのこと。

こういうふうに、他の市職員を説得して問題を解決し、先手を打って自浄作用を発揮される幹部の方がおられるというのは、高槻市役所や高槻市民にとって大変幸せなことだと思います。

次に、保育料の滞納についてですが、保育課の職員の方によると、滞納している市職員は1名で、滞納額は63600円とのこと。分割して納付してもらう手はずになっているとのことでした。 

給食費に関しても訊いてみましたが、給食費については学校が集計して市に上げているので、市職員の滞納の状況は把握できないとのこと。給食費の集金率はほぼ100%だそうです。

高槻市は、報道されている他の市と比べるとマシなようです。高槻市職員の皆さんのモラルは比較的高く、真面目な人が多いということでしょうね。市長さんはこんなふうですけど。

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【毎日新聞】奈良市:職員17人、市営住宅の家賃滞納 最長8年半、計5千900万円

 奈良市市営住宅に入居する市職員17人が、最長約8年半にわたり、計約5900万円の家賃を滞納していることが分かった。うち家賃改定に反対して滞納を続けている9人について、市は返還を求め提訴。2審の大阪高裁での勝訴判決が今月確定しており、支払いに応じない場合、給与差し押さえなどの強制執行を検討する。(後略)★



【京都新聞】京都市職員の保育料滞納3600万円
5年間37世帯、給与差し押さえへ


 京都市職員の保育料滞納額が昨年度までの5年間で約3600万円になり、全体滞納額の6%に達していることが24日、市の調査で分かった。37世帯が現時点でも滞納分を支払っておらず、9年間も滞納を続けている職員もいる。市は来年度から滞納者への強制徴収を検討しているが「公務員がこんな状態では示しがつかない」として、12月上旬までに納付を求め、支払わない職員には給与の差し押さえに踏み切る方針だ。(後略)★



【神戸新聞】神戸市職員が保育料を滞納 14世帯800万円

 神戸市内の認可保育所を利用する市職員の14世帯(16人)が、保育料を滞納していることが27日、分かった。滞納額は2001年度から5年間で約800万円に上るといい、市は強制徴収や給与の差し押さえなどを検討する。(後略)★



★【朝日新聞】市職員28人計1500万円の家賃など滞納 東大阪市

 大阪府東大阪市は7日の市議会で、市職員28人が市営住宅の家賃や子どもを通わせている保育所の保育料を滞納していた、と明らかにした。総額は約1560万円にのぼる。最高は保育料約245万円で、16年かけて完納させるほか、家賃約170万円を滞納し、督促に応じない職員1人については、支払いと明け渡しを求める訴訟を起こす方針。

 市によると、家賃の滞納者は、市営住宅の建設に伴い、土地などを市に提供したことで優先的に入居した11人。保育料の滞納は17人で、生活苦などを理由にあげている。(後略)★



【京都新聞】京都市職員11人の給与差し押さえ
うち3人は市税滞納


 京都市職員の中で、借金などを理由に11人が給与を差し押さえられ、うち3人が市税を滞納していることが、28日の市議会決算特別委員会で明らかになった。保育料や市営住宅家賃に加え新たな職員の滞納に、議員から「身内に甘い」など批判が相次いだ。

 給与の差し押さえを受けた市職員は2001年度から05年度までに150人に上り、うち、63人が市税滞納が原因で差し押さえられた。滞納額は1343万円あったが、市総務局によると「差し押さえでほぼ完納された」という。

 決算委で市側は、給与を差し押さえている職員は現在11人で、固定資産税などの市税滞納が3人、市営住宅家賃の滞納が1人、多重債務が7人と説明し、市税滞納者3人の中には、市が先日公表した「問題のある職員」も2人含まれていることも明らかにした。

 議員から「分限免職も視野に厳しく対応すべき」などの指摘があり、明石隆夫服務監は「職員からの徴収が滞っては市への不信を増長する。指導を徹底する」と答弁した。★