性教育よりも性道徳を

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先日、産経新聞にこのような記事が。

★【産経新聞エイズ防止へ性教育本出版
HIV訴訟元原告の川田さん

東京HIV訴訟の元原告、川田龍平さん(30)=長野県松本市=がエイズなど性感染症に関する性教育の在り方を問い直そうと、ブックレット「エイズ教育のこれから」(日本標準)を出版した。

川田さんは現在、松本大で非常勤講師として勤務。全国各地の小中学校や高校で薬害エイズ問題などについて講演するうちに、学校での性教育の内容が不充分で、子供だけでなく教諭もエイズの知識が不足していることを痛感したという。
(中略)
性を恥ずかしいこととする大人たちの考え方を改めないと、深刻な事態の解決は遠のく」と訴えている。

川田さんは「自治体のエイズ対策予算は減らされているが、HIV感染者、エイズ患者は増えている。『どうすれば防げるか』など本当に大事なことをきちんと伝える教育にしなければならない」と話している。★



私は、エイズを防ぐためには、学校でコンドームの大切さや付け方を教えるよりも、次のことを子供に叩き込むほうが大切だと思っています。

1.結婚するまでセックスするな。
2.結婚したら不倫するな。
3.変な風俗店などは利用するな。



以上でいいのではないでしょうか。

「自治体のエイズ対策予算は減らされているが、HIV感染者、エイズ患者は増えている」そうですが、以上の3点を教えることに関しては、予算はあまりかからないと思います。

エイズに対する知識は必要だと思いますが、性に対する知識は、これだけ情報が溢れている世の中ですから、学校でそれほど微に入り細に入り教えなくても、自然に子ども達は覚えていくのではないでしょうか。

川田龍平さんは松本大学で非常勤講師をされているそうですが、松本大学のある長野県のエイズ問題は非常に深刻なようです。

【はなさんのポリログ】長野のエイズ問題

(前略)長野の深刻さは発病者を含め感染原因の79%が「異性間の性的接触」であることだ。

これは田中知事もこう述べている。

「国家的犯罪だった血液製剤による感染、あるいは同性間の性的接触による感染とは比較にならぬ割合です。すなわち、本件におけるエイズ問題とは、もはや、一部の人々の問題ではないのです」

「早期発見の機会を逸し、残念ながら根治の可能性は無きに等しい状態の中で闘病生活を送る、それも長野県で生まれ育った県民が数多く存在するのです」

「ごくごく普通の、おそらくは気立てもよく、親切で優しく、仕事や勉学に励む、あなたの周囲の隣人であったりするのです」

「彼らや彼女らは潜伏期間中に、愛する家族や恋人や友人や、あるいは母子感染を通じて未来の子どもにも、負の連鎖を与えてしまったのかもしれないのです」

田中知事によれば、 日本国籍の人は、HIV感染者では3分の1だが、すでに発病したエイズ患者では3分の2に達しているという。

以上の事実から、長野の深刻さが浮き彫りになる。全県でHIV迅速検査を実施するという。感染の初期段階で対応すれば、発病を防ぐことも可能となったのである。★



こうなった原因は何なのでしょう。「異性間の性的接触」ということは、風俗店や売春・援助交際などでの感染が多いのでしょうか?

仮にそうだとするならば、風俗店の利用や不倫は「危険」「恥ずべきこと」という感覚をもつことが、大人には必要でしょう。

エイズ対策には何よりも感染経路の特定が大事です。条例などで、保健所が強制的に立ち入って店員に対してエイズの検査ができるような権限をもたせるようにするとか、あるいは風俗店の出店を厳しく規制するとか。そういうことはできないものでしょうか。

ただ、私は完全に風俗店が不必要だとは思ってはいません。障害者の方や、どうしても異性にもてない方については、ある意味福祉的に、必要ではないかと考えています。

それ以外の方は、やっぱりね、愛を育んだうえでね・・・やっぱり、愛がないと、虚しいのでは?