介護施設事業者の選考で、いつの間にか消えた審査項目。

過去に大事件を起こした社会福祉法人が、高槻市によって、昨年１２月に、コンペに応募した５法人の内から、特別養護老人ホームの事業者に何故か選考されたことは以前書きましたが、またおかしなものが出てきました。

上記の選考より以前の介護施設事業者の選考はどのように行ってきたのか、高槻市福祉部法人指導室にその資料を出してもらったのですが、それを見てみると、昨年１２月の選考時に作られた採点表にはなかった項目がありました。それは、写真の、

・社会福祉法人として過去にトラブルなどがあった
・他に施設整備中である

という項目です。

この項目に該当すると、写真のとおり、５点もマイナスされます。

この審査項目は、少なくとも平成１７年１０月までは存在していました。何故、この「社会福祉法人として過去にトラブルなどがあった」という項目は、消されたのでしょうか？？？

もし、この審査項目があったら、平成１８年１２月の選考の結果は変わっていたのではないでしょうか？

また、法人指導室の説明によると、これまでの選考では、議事録を作っていなかったとのこと。そんなことでいいのでしょうか？高槻市役所の他の委員会や審査会のほとんどでは、議事録を作っていると思うのですが、どうして、市民の生命・生活・健康に深く関わる介護施設事業者の選考には、議事録を作ってこなかったのでしょうか？

市役所にこのことについて尋ねれば、いろいろと説明・言い訳をされるかもしれませんが、これだけの状況証拠を見れば、高槻市役所が、密室で、恣意的に、選考結果を誘導したとしか考えられません。