高槻市バス「幽霊運転手」怒りの追及・第2弾!

平成19年9月11日(火)の朝日放送「ムーブ!」で、高槻市バス「幽霊運転手」問題の第2弾が放送されました。私も登場しました。


(スタジオ)
 昨日、高槻市「幽霊運転手」問題を取り上げましたが、ムーブ!の放送を受けて、監督官庁である近畿運輸局が、高槻市交通部を呼び出して、点呼記録表に虚偽の記載をしていたこと、いわゆる「幽霊運転手」問題について説明を求めるという展開になったそうです。
 そしてムーブ!が求めていた高槻市へのインタビューも、本日、設定されました。
 事態は急展開を迎えているわけです。

(VTR)
 勝谷誠彦「本当に市バスは必要なのか?」
 宮崎哲弥「事故を起こした場合、これはどうなるんですか?」

ムーブ!コメンテーターが激怒!

 国土交通省近畿運輸局・黒田唯雄自動車監査官「この方が実際に乗っておられるん?」
 スタッフ「そのようなんです。」
 黒田監査官「はあ~」

監督官庁が唖然とした・・・それが、高槻市バス「幽霊運転手」疑惑。

 日本に居なかったにもかかわらず、その日、高槻でバスを運転していたことになっていた労働組合の幹部。そのカラクリは、勤務割出表に書かれた手書きの2文字・・・「代走」。

 番組スタッフ「『代走』はもちろんお金がもらえる仕事なんですね?」
 内部告発者の現役運転手B氏「はい、もらえます。」
 スタッフ「どのくらいもらえるんですか?」
 B氏「1万円ですね。」

 組合幹部が労働組合活動で運転を休むときに、組合費から日当1万円を出して代走を依頼。休んだ組合幹部は、のうのうと給料をもらい、ボーナスまで満額で手にする。その詐欺的行為を、高槻市バス現役運転手が内部告発した。

 スタッフ「やってらっしゃる運転手さんとして、どういう感覚ですか?」
 B氏「アルバイト感覚ですよね。」

 停車中のA運転手(労組幹部)のバスに乗り込むスタッフ。「昨年の6月、中国に・・・」
 A運転手「もういいから、あきません。ここじゃ困ります。やめてください。そんなこと、やめてください。」
 バスのドアを閉めるA運転手。

高槻市バス 怒りの追及 第2弾!

 高槻市議会議員・北岡隆浩「点呼表を分析して分かりましたね。まったく同じ組合幹部が、毎日決まったダイヤに乗っている。」

 高槻市でも、「幽霊バス」が蔓延している・・・市議会議員が怒りの告発。

 北岡隆浩「間違いなく詐欺です。」

 京都市「幽霊バス」問題。「これやんけ!出た!幽霊バスが出ました!」

 京都市で大問題になった、「幽霊バス」改め「組合役員専用ダイヤ」。労働組合役員が、仕事をせずに、堂々と組合活動をするために仕組まれた、短い時間しかバスを運転しない超ラクチンダイヤだ。

 北岡隆浩「自分達(労組幹部)がやったことを、自分達が詐欺で給料もらってやったことを、全部、交通部当局に押し付けるとはどういうことか。」

 停車中のC運転手(労組幹部)のバスに乗り込むスタッフ。「朝日放送ですが、これは組合役員さんの専用のダイヤですか?」
 C運転手「そう言われたら、そうですね。」
 スタッフ「終わってから2時間くらい余裕があると思うんですが、その時間は何をしてらっしゃるんですか?」
 C運転手「待機してますね。」
 スタッフ「どこで待機してらっしゃるんですか?」
 C運転手「車庫なり、西口の休憩所ですね。」

 「余った時間は職場で待機している」・・・そう言い切った組合役員。本当なのか?

ムーブ!徹底取材。組合役員の怪しい行動を、カメラが徹底追跡!証言を覆す証拠を、ついに撮った!

 疑惑の行動1・・・ある日の行動。みんなで兵庫にお出かけ。
 疑惑の行動2・・・別の日には、組合の総本山(高槻市職労)で、ヒソヒソ。
 勤務時間中に繰り返される、労組幹部達の組合活動。その呆れた実態が、今日明らかになる、ハズでした・・・

 高槻市交通部の建物の前に立つスタッフ。
 「ムーブ!が求めてきたインタビューを、高槻市交通部は、あろうことか、今日2時から設定してきました。放送に間に合わせるには厳しい時間ですが、労使の蜜月の背景に何があるのか、核心に迫ってきたいと思います。」

 ついに火蓋を切った、ムーブ!と高槻市交通部の全面対決!詳細は、明日までお待ち下さい。

(スタジオ)
 昨日の放送では、「幽霊運転手」というのは労働組合の幹部であって、代走で代わりに乗務する運転手に、組合から日当を払い、自分達は市から給料をもらいながら組合活動をしていたということが分かりました。
 今日お届けする予定だったのは、労組役員専用の「優遇ダイヤ」があるのではないか、そして、乗務の後は営業所で待機していると言っているにもかかわらず、営業所を抜け出して組合活動であちこちに行っていることも、私たちの取材で分かった。このあたりはどうなってんねん、という話を今日インタビューしに行っているわけです。
 しかし、午後2時からインタビューを設定されてしまったので、オンエアには厳しかったということです。今インタビューをやっている最中で、情報はまだ入ってきていません。

 勝谷誠彦社会保険庁のときも、5時からインタビューを設定された。なんかこっちの裏でやりたがるんだよな。」
 堀江アナ「いずれにしても、こういう労組役員専用ダイヤがあり、さらにその間、遊びに行っている。これはちょっとやりたい放題ではないでしょうか?」
 勝谷誠彦「公務員は何の組合活動をしているの?これだけ恵まれた人生を送っておられて。あと何を主張するために、役員が集まってやっているのか。中国に行ったのだって、何をしに行ったのか。中国のバス事情の視察かもしれないけれども、この人達が組合活動と称してやっている内容も、逐一調べたほうがいいと思うね。」