逃げ・隠蔽・ごまかし体質の染み付いた高槻市

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今日の朝日放送の「ムーブ!」は本当に秀逸でした。高槻市役所の逃げ・隠蔽・ごまかし体質がよく分かる内容でした。こうした高槻市の体質を、今回の高槻市営バスの問題だけではなく、今城塚のときも住民の皆さんと嫌と言うほど感じました(これについてもまた書きたいと思います)。

私が情報公開請求した結果開示された公文書「点呼記録表」。私は8月17日、「市営バスの全運転手がいつどの路線のバスを運転したかが分かる文書」という名目で情報公開請求しました。すると、給与詐欺行為がばれるのをおそれて、実際に運転した「代走」の運転手の名前を消しゴムで消して開示したわけですから、まさに改ざんです。

当初は「まったくそんなことはやっていない。言い切ります!」とカメラに答えていた市バスのトップ・山本政行管理者。しかし、今日の会見では自分が「消しなさい」と指示したと答えました。自分が指示して部下にやらせたのに「やっていない」と言い切るとは、開いた口がふさがりません。

しかも「職員についても調査結果が判明した段階で」厳正に対応すると言っています。山本管理者ご自身が指示したということなのですから、調査するまでもなく、すべてご存知のはずです。何を今さらとぼけているのでしょうか?

それにも増して呆れたのが、奥本市長の言葉です。

【記者】交通部からはどんな報告があったのか。

【市長】消したことは認めている。メモ書きとか注意書きとかそれも含めて消した。

【記者】公文書公開請求が踏みにじられたことは重要なことではないのか?

【市長】「改ざん」と言うより・・・消したということは事実ですけど、書き換えたとか置き換えたとかというものではないわけです。



消しゴムで消したことは大したことではないというのが、奥本市長の認識です。しかし、「代走」という違法行為の証拠を隠蔽するために、その記述を消すというのは、極めて悪質な行為のはずです。

さらに、番組では新たに見つかった偽造公文書についても追及されました。5月に有給職免が認められ、すでに決裁が済んだ文書を、8月に私が情報公開請求したところ、その有給職免がばれてはまずいと考えた高槻市交通労働組合の高橋委員長が森塚理事に申し入れ、森塚理事の指示により谷口総務課長がその公文書を、まさに「書き換えた」のです。日付を3ヶ月も遡って、5月15日に組合から申し入れがあったように偽装し、「有給職免」を「有給休暇」に変えたということだそうですが、そんなことが許されるわけがありません。それに伴って、有給休暇台帳も改ざんされていることでしょう。

コメンテーターの勝谷誠彦さんからは「アレを認めてかばってしまったということは市長も一蓮托生だ!」との厳しい指摘が。さらに、労使幹部が共謀して偽造した文書を手に「市長は『書き換えたならともかく』と言ったでしょ?ああいうふうに言った以上、もう逃げられないよ。この書類、ここに印鑑がついてある。有印公文書偽造・同行使!」とも。

私は番組のスタッフの方に電話で感想を求められ「(山本管理者が改ざんを)認めたことは評価するが、最初の報道から1週間もの間、嘘に嘘を重ねたことには悪質性を感じる。刑事告発と住民監査請求の準備を進めたい。」とコメントしました。

須田慎一郎さんは最後に「行政のトップが隠蔽している。北岡市議は市長のリコールにまで踏み込め。この一件は、市長が事態を容認し、それを隠蔽することを半ば認めてしまったそういった組織の構図に問題がある。公金を盗んだことを皆でよってたかって隠そうとしたことに問題がある」と発言されました。

高槻市の信用は、この問題で大きく失墜しました。高槻市の公開する公文書を誰が信じるのかとも番組では糾弾されました。高槻市役所上層部に、逃げ・隠蔽・ごまかしの体質が染み付いていることが原因です。高槻市幹部自らはどのように責任をとるのか。市民の皆さんは、この問題の行く末を、ぜひ注目をしていただきたいと思います。

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■ムーブ!9月18日(火)放送分・要旨

「幽霊運転手」問題に端を発した高槻市バス問題ですが、ムーブ!の取材の前に逃げ回っていた高槻市が、とうとう、衝撃の事実を認めました。それは、情報公開で公開した文書がありましたけれども、それを改ざんしてしまったことです。市政の信頼性を揺るがす悪質な行為です。ムーブ!のスクープでご覧いただきます。

(VTR)
記者会見する山本管理者。「私自身、それだったら、それも消していいだろうと。消すことによって、公文書偽造になるということには、私は、ないだろうと。」

高槻市交通部によりますと、改ざんされたのは、市会議員が公文書公開請求で開示を求めた、市バスの点呼記録表です。点呼記録表には、今年3月まで行われていた、労働組合活動のための非公式の勤務交代、いわゆる「代走」の事実が、鉛筆書きされていました。しかし、情報公開請求がされるや、交通部首脳が、消しゴムで消すことを指示。運輸課の職員数人がかりで改ざんをしたということです。
さらに、これだけではありませんでした。高槻市交通部は、組合役員が、勉強会名目で旅行に行くのに、有給の職務免除を認めていました。ところが、公開請求による発覚をおそれた組合側の意向を汲んで、元の書類を改ざんし、過去に遡って、職務免除を取り消したかのように装っていました。
高槻市は、これらの行為にかかわった職員の処分について、厳正な対応をしたいと明言しました。

(スタジオ)
堀江アナ「実は、この番組で取り上げたのがきっかけだったんですけれども、ただの組合役員厚遇だけの話だと思っていたら、話がどんどん大きくなっているようなんですね。」
上村幸治獨協大学教授「公務員の労働組合の厚遇だけではなく、公文書の改ざんということになると、まったくまた違う意味が出てきまして、大変に深刻な問題だと思いますね。」

この問題を最初に「幽霊運転手」という形で取り上げたのは、先週月曜日でした。今日のこの日まで、高槻市バスの対応は、高槻市の対応を含めて、ウソと逃げに終始していたわけです。

(VTR)
9月11日の取材・高槻市交通部を直撃!

一方的にインタビューを打ち切る交通部幹部に、スタッフ「ちょっと待ってくださいよ!ちょっと待ってください、ちょっと待ってください。それは困りますね!そんなん、それは困りますよ!だって、お答えいただいてないんだもん!」

インタビュー取材決裂!高槻市バスの「闇」さらに深まる!

大谷昭宏「カメラを回して、全部言い訳を撮ってやるよ!検事の前で言ってみろ!」

高槻市のウソ、そして隠蔽体質。ムーブ!コメンテーターが指摘!

何を隠したいのか?どこへ逃げたいのか?高槻市バスにとって、絶対に知られてはならない事実。それは・・・「代走」「改ざん」

高槻市交通部・森塚理事「今年の4月以降については廃止をしていると・・・文字通り『代走』ということですね。それは、まあ、本来のあるべき姿ではないと・・・」

正式には認められない組合活動で、運転業務を休むときに使う、もぐりの勤務交代。高槻市労働組合、暗黙の了解の中、組合役員に損をさせないために続けられてきた「給与詐欺」ともいえる行為だ。

森塚理事「もう、すでに、それは良くないからやめましょうと、お互いにやめているわけですね。」

4月で「代走」はやめた。あくまで過去の違反行為。隠し通せるハズ・・・だった。

8月、市議会議員から届いた、公文書公開請求。高槻市、そして組合役員の焦り。「絶対にバレてはいけない・・・。」追い詰められた高槻市は、最悪の方法で、事実の隠蔽を謀ります。

高槻市職員が、情報公開文書に書かれていた『代走誰々』の文字を、消しゴムで消していた。」

市職員による公文書の改ざん。ムーブ!取材班に届いた衝撃の内部情報。事実なのか?

市議会で疑惑報道の釈明を終えた、交通部トップを直撃した。

番組スタッフ「存在自体はご存知でらっしゃったんですか、『代走』について?」
山本管理者「全く知りません、私は。」
スタッフ「ご存知ではなかった?」
山本管理者「はい。」
スタッフ「情報公開請求された書類に対して、消しゴムで消したのでは?」
山本管理者「全くそんなんやっていません。」
スタッフ「そういう改ざんをしているという情報が入っているんですが?」
山本管理者「それは全く、全くやってないです、それは。」
スタッフ「それは、言い切られますか?」
山本管理者「言い切る。言い切ります!」

調査もせず、即座に全面否定。ムーブ!コメンテーターは、その矛盾を見逃さなかった。

橋下弁護士「言い切っちゃって大丈夫ですかね?」
勝谷誠彦「お巡りさんに行ってもらうよ。」
堀江アナ「市長の責任も追及する形で、取材を進めてまいります。」

市長宅へ向かう番組スタッフ「おはようございます。」

放送翌日、高槻市長を直撃した。

スタッフ「朝日放送なんですけれども・・・昨日報道したんですが。」
奥本務高槻市長「ええ、それは見ました。」
スタッフ「どういう対応をとられますか?」
奥本市長「調査、調査します。」
スタッフ「公文書の改ざんについては?」
奥本市長「それも、それもやね、関係する話でしょう?」

奥本市長は、公用車に乗り込んで、市役所へ向かった・・・と思ったら、突然・・・

公用車を降りてスタッフをにらみつける奥本市長「これもね、アポイントとるなりなんなりしてね、アレしてもらわんとね、急に不躾にというのは失礼とちゃいますか?」
スタッフ「いえ。」
奥本市長「不躾に、ボッとこう・・・。」
スタッフ「公の立場でらっしゃいますからね。」
奥本市長「そりゃそうですけども・・・」

取材班への怒りをあらわにして、市役所へ向かった奥本市長。しかしこの後、事態は急展開する・・・

高槻市役所、2階。市長室、朝9時。交通部ナンバー1、山本管理者と、ナンバー2、森塚理事が、市長に呼び出された。

スタッフ「交通部の首脳が市長室に入って、およそ2時間が経過しました。報道内容に関する報告が、未だに行われている様子です。」

何かを運ぶ女性職員。手には、お弁当箱が3つ。市長室に消えた。昼食をとっての長期戦か?取材班が確認すると、

スタッフ「帰られました?」
秘書課の職員「今ちょっと姿が見えないんですが。」
スタッフ「そうですか。」
秘書課の職員「はい。」
スタッフ「向こうから出る道もあるわけですね、そしたら?」
秘書課の職員「はい。非常用の、非常用のと言ったらおかしいですけれども」
スタッフ「非常用?」
秘書課の職員「非常用のがありますけれど、今ちょっと見たら、いらっしゃらないようなので・・・」
スタッフ「そうですか。分かりました・・・(カメラに向かって)朝から市長室に入っていた山本管理者と森塚理事ですが、ここを通らずに、我々の眼をかいくぐって、裏口から出たということです。」

あくまで、直接取材を避ける、高槻市交通部の幹部達。取材班は、労働組合本部を直撃しました。

スタッフ「朝日放送ですけれども・・・突然来て、恐縮です。すみません。」

ついに実現した、労働組合委員長へのインタビュー。全ての疑惑が、これで解明できる・・・はずでした・・・

スタッフ「(点呼記録表を)改ざんしていた、ということを放送したんですけど、それはご覧になられました?」
高槻交通労働組合高橋修二執行委員長「テレビですか?はい、テレビ見ました、はい。」
スタッフ「その事実はご存知ですか?」
高橋委員長「いや、知らないです。」
スタッフ「ご存じない?」
高橋委員長「はい。」

改ざんへの組合関与をきっぱりと否定した委員長。「代走」、そして組合幹部優遇ダイヤの責任を問うと・・・

スタッフ「組合としてはどうお考えですか?」
高橋委員長「それについては、今のところノーコメントということで・・・」
スタッフ「組合4役がやられたことについて、どういうお考えだったのか?」
高橋委員長「まあ、あの、今日のところは・・・」
スタッフ「今日のところはじゃなくって・・・」
高橋委員長「まああの、とにかくノーコメントということで、でね、ある程度・・・」
スタッフ「それはおかしいですやん!」

高橋委員長、ノーコメントのまま、席を立ってしまいます。

高橋委員長「後日、お話しますので・・・」
スタッフ「ちょっと待ってください!それ、ちょっと待ってください高橋さん、それはおかしくないですか?」
高橋委員長「また後日お話します・・・」(ドアを閉め、逃げていく高橋委員長。)

高槻市、そして労働組合は、隠蔽と逃げを、永遠に続けるのか・・・そう思いかけたムーブ!取材班に、高槻市からFAXが届いた。

高槻市交通部・担当森塚。
「点呼記録表に『代走』という文字を鉛筆書きされていたものが消されたという事実が判明しましたので、現在調査中でございます。」

そして、今日、高槻市バス「公文書改ざん疑惑」への釈明は、奥本市長へのインタビューから始まりました。

スタッフ「交通部からはどんな形の説明があったのでしょうか?」
奥本市長「それは、消したことは認めています。ただ、問題は、それだけじゃなくて、メモ書きとか、注意書きをした部分も含めて、消したと、いうことの報告は受けています。」
スタッフ「その公文書公開請求が、踏みにじられてしまったということは、かなり重大なことではないのかなと思うんですが?」
奥本市長「『改ざん』というより・・・消したということは事実ですけれどね、これをこちらへ書き換えたとか、置き換えたとかというものではないわけですよね。」

(スタジオ)
高槻市が行った改ざんについてこちらで説明をします。組合の行事など組合活動に出席するために、勤務を休んだ組合役員は、非公式に、別の運転手に「代走」ということで、もぐりで交代を依頼していました。「代走」で実際に運転した運転手には、日当が出されていましたが、それを出していたのは労働組合でした。勤務表上は、休んでいた組合役員が運転していたことになっており、給料は、組合役員に、高槻市から出ていました。こうした給与の詐欺的行為を市も黙認していたのです。
この事実をつかんだ市会議員が、公文書公開請求を行いました。すると、出てきたのは、勤務表に当たる「点呼記録表」というものだったのですが、当初この「点呼記録表」には、鉛筆書きで「代走誰々」の文字がありました。しかし、このことがばれるのをおそれて、公文書公開請求の後に、運輸課の職員が総出で、「代走誰々」の文字を消しゴムで消してしまいました。

堀江アナ「これはとうとう認めましたね。」
勝谷誠彦「認めましたけど、市長の認め方が、消したというのは、書き直したのではないから改ざんには当たらないのだろうということでしょうけれども、これは明らかに改ざんに当たります。市民の公文書を見たいという行為を踏みにじる極めて悪質な行為ですから、これで市長も一蓮托生になったと思わざるをえません。あれを認めてかばってしまったということは。」
堀江アナ「そうですね。何のための公文書公開請求なのか。」
勝谷誠彦「こうなると、今回はたまたま『代走』という文字を消したということだけれども、高槻市が出してくる公文書というのは信用できるのかという、根本的な問題になってくる。他のはどないやねんという話です。」
堀江アナ「実は、もう一つ、こちらに申請書というものがあるんですけれども、一番下の部分に『取消』というふうにして、総務課長の判が押されているというものがここにあるんです。後から付け加えられたものですが、これも改ざんされたということになるんじゃないでしょうか?」

組合の役員が、今年の5月に、「勉強会」の名目で、富山県の黒部に旅行しました。もちろん単なる旅行ではなくて、組合の職務として旅行をしたわけです。この件に関して、高槻市交通部は、当初、有給の職務免除を行っていました。ところが8月になって、この件が、情報公開請求されると、組合役員が、“職務免除の取消し”を依頼したのです。すると、総務課長が、5月に取り消したように、手書きで改ざんを行っていました。

堀江アナ「これ、書き換えたとすると、有印公文書偽造ということになるのでしょうか?」
須田慎一郎「間違いないでしょうね。先ほど市長が『書き換えたならともかく』と話をしていましたが、元あったものを変えたら、すでにそこで改ざんなんですよ。その目的が、『代走』を隠蔽したい、5月に取り消したように装いたい、これは明らかに改ざんで、こういうことを充分に熟知しておかなければならない行政のトップが、こんなに低いレベル認識で、よく行政を動かせるなという気がしますね。」
勝谷誠彦「先ほど市長に訊いた時点では、この“職務免除の取消し”については知らなかったのかもしれないね。市長は『消したのは改ざんに当たらない』と言っただろ?『書き換えたならともかく』とあの市長言うたやろ?これは書いたんやんか。これはどない説明すんねん。ああいうふうに言った以上、市長はもう言い逃れできないよ。しかも、この書類、横に課長の判が押したあんねん。有印公文書偽造・同行使!」

交通部トップの山本管理者に、先週の水曜日、委員会の後で、ムーブ!が直撃取材を行いました。その時に「開示書類を消しゴムで消したという情報もあるが?」と尋ねると、「全くそんなことはやっていません!言い切ります!」と答えました。これについて、木曜コメンテーターの橋下弁護士は「断言して大丈夫なのか?」、勝谷さんは「誰かに脅かされているのかも?」とおっしゃいました。

勝谷誠彦「我々が本当のことを報じているのだから、こういうことになるのは分かっているわけじゃない。それなのに、調べもしないで、自分の職を賭して言い切るということは、言い切ることが前提なわけで、ああいうことを言わざるをえない力関係が、組合との間にあるのか、市長との間にあるのか。あの後取材したところによると、市長と山本管理者というのは、昔から仲がいいらしい。そんな中で、皆がかばい合う負の連鎖が、今日に結びついている気がするね。」

消しゴムで消す、書き加える。我々はあえて「改ざん」と言いますが、誰が実行したのか、高槻市の幹部を直撃しました。

(VTR)

消しゴム改ざん、誰が指示した?

給与詐欺行為ともいえる「代走」。証拠隠滅は、誰が指示し、誰が実行したのか?

山本管理者「代走については、正式には、当局としては認めていない。私自身、それだったらそれも消してもいいだろうと。消すことによって、まあ、公文書偽造になるということには、私はないだろうと、最終的に私の方で、それも消しなさいと、そして公文書として出すようにしようと。隠す目的で、消しゴムで消したという認識は、まったくございませんので、あの、今おっしゃられていることについては、やはり認識は違うと、このように考えています。」

職務免除は、なぜ取消した?

職務免除をとっての、組合幹部旅行。発覚をおそれた、高槻市幹部ぐるみの公文書偽造は、事実なのか?

谷口総務課長「実際もう職務免除として認めていたわけですから、それを取り下げるということは、5月15日にさかのぼってですね、取り下げさせていただくということで、決裁文書に、その旨、取り下げと、5月15日で取り下げと、いう形を付記させていただいて、あわせて有休処理をさせていただいたということです。」

不祥事の責任は、どう取る?

交通部幹部、そして奥本市長。高槻市労働組合。労使が結託して犯した、不祥事の責任は、誰が取るのか?

山本管理者「これは私が責任者ですから、私が厳しく自分自身反省すると同時に、やはり責任というのも、十分に感じております。また、職員についても、そういった分で、調査結果を見なければ分かりませんけれども、調査結果が判明した段階で、まあ、できるだけ早く、厳正に対応したいなと、このように考えています。」

(スタジオ)
堀江アナ「あれだけきっぱり『ない』って言い切った人が、変わりますね。」
勝谷誠彦「公文書や、判子を押すということについての、重さというものを認識していない。決裁というのは、その日に決裁したから、日にちが入って、判子をついているわけですよ。さかのぼって、もう一回判子をつき直したら、それは決裁文書じゃないわけですよ。」
堀江アナ「公文書を請求しました、鉛筆書きのところを消しました、あるいは書き加えて判子を押しましたっていうことで公開するのであれば、何だってできるじゃないですか!」
上村幸治教授「さっき、さかのぼって処理したと言っていましたけど、さかのぼって処理したのであれば、さかのぼって処理したことをそこに書き加えて、そして理由を書いて削除しますということを書き加えれば、まだしも一片の良心は感じられますけれど、そういうことをしないで、山本さんという方が、自分の判断でしました、誰に指示したのかということも一切明らかにしない、非常に不誠実な対応だと思いますね。」

実は、この市の報告に対して、公文書公開請求をした北岡市議は、こうコメントしました。「改ざんを認めたことは評価するが、最初の報道から1週間もの間、ウソにウソを重ねたことには悪質性を感じる。刑事告発と住民監査請求の準備を進めたい。」

堀江アナ「これね、市長がいろいろと言葉を濁しているところが、余計嫌ですね。」
須田慎一郎「珍しく市長に対して優しい言葉を使っていますね。濁しているんじゃなくて、隠している、隠蔽しているわけですよ。市議ももう少し踏み込んで、市長に対するリコール請求にまで踏み込んでもらいたいなと。要するに、今回の一件は、市長が事態を容認し、それを隠蔽することを半ば認めてしまったような、そういった組織の構図にそもそも問題があるわけです。もしもこうした問題行為、今回の『代走』というのは税金食いですよね、要するに、我々の血税を盗んだのと同じわけですから、泥棒したことを、皆でよってたかって隠そうとしたことに問題がある。絶対に許すことは出来ない。これを隠したことに関する最大の責任者は市長なわけですよね。」