本当の飲酒検査のデータを隠蔽し続ける高槻市営バス

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本日、読売新聞をはじめとする各紙に、飲酒が原因の高槻市バス運転手の処分の記事が載りました。

高槻市営バス、酒気検出で5人乗務停止

 大阪府高槻市の市営バスの男性運転手五人が、昨年8月以降、乗務前の飲酒検査で基準値を超えるアルコールが検出され乗務停止になっていたことが2日、分かった。
 市はこのうち、道路交通法違反(酒気帯び運転)になる呼気1リットル中0・15ミリグラムを超えた2人を戒告、3人を訓告、口頭注意とした。
 市は内規で乗務前8時間の飲酒を禁じ、出勤時の検査で呼気1リットル中0・07ミリグラム以上のアルコールが検出されると乗務できないと定めている。
 市によると、乗務停止となった5人は40代から60代。市交通部は「検査と指導を徹底したい」としている。



実はこの事実も、私の情報公開請求の結果判明したものなのです。

記事を読めば、高槻市がちゃんと処分をしたように書いていますが、しかし真実は違います。乗務員が飲酒し処分されたことは事実ですが、このこと以上に根深い問題があるのです。

私は、今年の8月27日に、市バス運転手の乗務前の飲酒検査のデータと、懲戒処分に関する情報公開を請求。その結果、平成18年8月28日から平成19年8月27日までで飲酒検査に引っかかった回数は延べ45回。一方、平成18~19年度の懲戒処分は8月27日まででわずか5回ということが分かりました。飲酒検査の結果と懲戒処分の数にあまりにも大きな差があります。

実は、高槻市バス当局は、大部分の飲酒の事実をもみ消しているのです。先日の議会でもそれを質問しましたし、今日も電話で交通部の職員を質しましたが、未だに高槻市は飲酒検査の結果の隠蔽をはかっています。

議員やマスコミに追及されれば、普通なら、正直に事実を公表すると思うのですが、ここまでになっても嘘をつき、隠蔽し続けるというのは、本当に高槻市バス当局は腐っているとしか言いようがありません。