【農協への違法補助金】住民監査請求の意見陳述で農水省の見解を何故述べないのか?

3月17日の午後2時から、高槻市監査委員事務局で、農協への違法補助金に関する住民監査請求の意見陳述がありました。

私は、意見陳述の中で、農林水産省の見解を監査委員に伝えました。

3月4日の市議会本会議の前に、私は念のために農水省に電話し、JAたかつきの行おうとしている一般市民向けの貸室事業について尋ねました。担当の職員の方は「ビル建設当初から、一般市民向けの貸室事業を行うのは認められない。できるとしても、財政が逼迫したためにビルを売却することを前提として、その間にビルの維持費をまかなう目的で行う場合のみだ」というように答えました。

しかし、本会議で倉橋都市産業部長は、農水省の見解は、農協の組合員を優遇すれば、非組合員の一般市民の利用も可能だ、というものだった旨答弁しました。

けれども、意見陳述で、高槻市側は、農水省の見解については一切触れませんでした。議会の答弁では農水省に確認したと言っていたのに・・・これが一番のキーポイントではないかな、と私は思っています。何故農水省の見解を意見陳述で示さなかったのかが。やはり無理だという見解を示されたのではないのでしょうか?

高槻市側の意見陳述が終わると、5分間の反論の機会が与えられるのですが、私は「議会前に配られた資料と先ほどの意見陳述は違うではないか。議員を騙して、議会で予算案を可決させたのか!」などと、わりとボロクソに反論しました。担当の職員の方は大変人の良さそうな方なので、何だか申し訳ないような気持ちでもあったのですが・・・

さて、監査結果はどうなるでしょうか。

監査結果よりも「奥本市長は、本当に、2億5千万円もJAたかつきに補助金を出してしまうのか?」ということのほうが、私にとっては恐ろしくも興味深いところなのですが・・・