【幽霊運転手訴訟】次回は傍聴不可。どの職員が責任を負うべきか・・・

本日は、午後3時から、大阪地方裁判所で、幽霊運転手訴訟の第2回目の裁判(口頭弁論)。丸テーブルに、3人の裁判官、裁判所の書記官さん、被告の弁護士さん、そして私が座り、壁際の傍聴席には、市民の方々と、5~6名の交通部の職員。

裁判長は、私に対して、共同不法行為にある者は誰なのかという特定をしてほしいとおっしゃられました。私は裁判所で決めてくれればと思ったのですが、原告のほうできちんと決めないといけないとのことで、この特定を次回までにやることになりました。

高槻市は、調査委員会の報告を受けて、代走を依頼した職員にだけ、不当利得を返還せよ(平たく言えば「働いていないのに受け取った給料を返せ」)と言い、該当する職員は返金したようです。けれども、私は、この問題については、代走を黙認してきた交通部当局の管理者をはじめとする管理職にも責任があり、代走を依頼した職員にだけ返還を求めるのは不公平だと考えました。

しかし、管理職に責任を負わせるとしても、誰が、どの役職の職員が、責任を負うべきなのか。有給職免の決裁権者は総務課長だから、代走も総務課長なのか。課長よりも偉い次長や参事や理事に責任はないのか。運輸課や営業所のエライサンには責任はないのか。課長級の「主幹」の責任はどうなのか。労組の側は、委員長だけか、四役までか、それとも執行委員を含めるべきか・・・公正に責任を負ってもらうようにと考え出すと、キリがありません。

でも、責任のない職員にまで責任を負わせることになっても酷ですし、もう一回弁護士さんと相談して、この責任を負うべき職員の範囲について、検討したいと考えています。

次回は、7月7日午前11時から711号法廷となったのですが、これは「弁論準備」ということで、一般の市民の方の傍聴は認められないとのことです。その次の裁判の日程が決まりましたら、またご報告いたします。