【公用車不正使用】住民監査請求しました!

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平成19年8月20日に、JR山崎駅前の料亭で、高槻市職員が宴会し、それに幹部4人が公用車で乗りつけた問題。住民監査請求は1年以内にしないといけない決まりなので、本日、以下の請求書(一部を改変しています)を提出しました。

この公用車の問題については、他の議員からも批判の声が上がっています。監査委員の皆さんには、ぜひ良識ある判断をお願いしたいと思います。

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高槻市職員措置請求書

第1.高槻市長奥本務氏に関する措置請求の要旨

1 事実

平成19年8月20日、JR山崎駅前の●●で行われた、高槻市職員による宴会(以下「本件宴会」という)への、本市副市長2名、教育長1名、自動車運送事業管理者1名の計4名(以下「公用車使用幹部ら」という)の出席に、本市所有の公用車2台及びそれぞれの公用車の運転手の職員各1名、並びに、高槻市役所と上記料理店の往復に係るガソリンが使用された(以下「本件使用」という)。

なお、当日の運転日誌によれば、運転時間は17時30分から18時10分までの40分間、運転距離は17kmである。また、当日のガソリンの価格(高槻市と業者の契約に基づく価格)は、ハイオクで1リットルあたり149.94円(セルフの場合146.16円)であった。

2 公用車使用幹部らの認否及び主張

本件使用については、平成19年12月19日の本市議会で、請求人の質問に対し、山本政行自動車運送事業管理者が認めたところである。ただし、同管理者は、本件宴会出席について、「労働組合との幅広い意見交換や情報収集の場として設定されたものでございまして、公務の一環と考えている」と答弁している。
 
3 違法性

本件宴会は、公用車使用幹部らを含め、本市職員のみが参加し、上記料理店においては酒類が供され、ミニスカートの派手な服装の女性コンパニオンも同席していたことから、明らかに単なる「私的な宴会」であり、当然、公務とは言えない。

前項の山本政行自動車運送事業管理者の答弁では「労働組合との幅広い意見交換や情報収集の場として設定されたもの」としているが、このような高槻市職員同士の意見交換や情報収集に、本市外の、しかも高級な料理店を使う必要は考えられず、前項の答弁は極めて不自然である。

また、請求人が、平成19年12月20日に「平成19年8月20日のJR山崎駅前の料亭での宴会に係る出席者の分かる文書および支払いや宴会で何が行われたのかが分かる文書」として公文書の公開請求を行ったところ、平成19年12月28日付けで「対象となる公文書を作成していないため」との不存在の理由を記した「公文書不存在による非公開決定通知書」が通知された。京都という遠方において、多数の本市職員が参加して行われ、「公務」として「意見交換」や「情報収集」が行われたにもかかわらず、これに係る公文書が存在しないことこそが、本件宴会が「私的な宴会」に過ぎないことを証明している。

よって、本件使用に係る費用については、公用車使用幹部らによって、「公務」名目で詐取されたものであり、これは詐欺又は横領に当たる。

4 本件の影響に関する懸念

本件住民監査の結果、本件宴会が「公務」であるとの判断が監査委員各位によりなされれば、今後、本市職員同士による飲食店での飲酒、あるいは本市職員が酒席に女性コンパニオンを同席させる行為の全てが、高槻市においては「公務」となり、運転手付きの本市の公用車が、夜な夜な、京都などの遠方への往復に、際限なく使用されることになろう。市民に理解がされるはずもない。監査委員各位の良識ある判断をお願いしたい。

第2.監査の請求

以上のとおり、公用車使用幹部らによる本件使用に係る公費の支出は違法である。また、仮に、監査委員各位がこれを合法として認めれば、本市公用車使用の秩序が乱れ、市民も不信の目で高槻市役所を眺めることになろう。

よって、請求人は、本件使用に係る運転手職員の給与、公用車使用料相当額及びガソリン代を、公用車使用幹部らそれぞれに損害賠償するよう勧告することを求める。

第3.請求者

職業 高槻市議会議員
氏名 北岡 隆浩

地方自治法第242条第1項規定により別紙事実証明書を添え必要な措置を請求します。



平成20年8月12日

高槻市監査委員 殿