交通部の非常勤職員の皆さんが新労組を立ち上げ!

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昨日の議会の直前に、高槻市交通部の非常勤職員の方々が、議員控え室に駆け込んでこられました。新しい労働組合を立ち上げたのでご協力をよろしくお願いします、とのこと。手には先ほどまで市役所近くで配布していたという皺くちゃのビラが。上の写真がその1枚です。

ビラによれば、非常勤職員の方々は、「高槻市交通労働組合」に「協力組合員」という準組合員のような形で参画しているそうです。けれども、「高槻市交通労働組合」は、非常勤職員の方々の意見や悩みに対して聞く耳を持たない。それどころか、組合を乗っ取るとか、危険な行動をしているなど、色々な噂を広めているとか。

高槻市交通労働組合」といえば、昨年の「幽霊運転手事件」の報道でお分かりのとおり、長年にわたって、「代走」という違法な行為を行い、交通部の幹部らもこれを見逃してきました。しかも、交通部トップの山本管理者は、「代走」の証拠を私が情報公開請求した際、部下に対して「消すように」と指示し、公文書を改ざんしました。労使ぐるみで違法行為を行ってきたわけです。

交通部当局は、経営の健全化が求められているにもかかわらず、最近は非常勤職員を採用せず、今年度は正規職員を20人ほど採用したとのこと。これには非常勤職員を募集しても応募がないという事情があるとも聞きましたが、非常勤職員の待遇をもう少し改善すれば、応募があったのではないでしょうか。正規職員を採用すれば、採用時はよいとしても、年々給与は上がっていき、将来的には財政を圧迫します。非常勤職員の待遇改善が、市バス事業の経営という点においても、最良の選択だと思うのですが。

高槻市交通部では、どうも、労使双方が、非常勤職員の締め出しにかかっているように見えます。

こうした状況に、非常勤職員の皆さんは、やむにやまれず、独自の労働組合を立ち上げられたということだと思います。

新しい労働組合の名前は「高槻市バス労働組合」というそうです。お話を聞くと、正規職員の方も加入できるとのこと。

ぜひ、市民の皆さんも、この新しい労働組合を、温かく見守って下さい。