営業所内で副業も!それでも交通部は処分せずと。

市バス職員の副業に関する産経新聞のスクープ記事・平成21年7月11日朝刊

市バス職員の副業に関する産経新聞のスクープ記事が、今日の朝刊に掲載されました。

【産経新聞】市営バス職員が“副業” 営業所にジムや成人誌も

 大阪府高槻市営バスの芝生(しぼ)営業所の職員(運転手)が、営業所内勤務時間中に、有料で車を整備する“副業”を行っていたことが10日、市バス関係者の話で分かった。職員らは営業所内で一時、正式な使用許可を得ずにジムを作ってバーベルやサンドバッグを持ち込んでいたほか、敷地内に勝手に畑を作っていたことも判明。地方公務員法に違反している疑いがあるが、市は「すでに解決済み」として処分の対象外にしている。

 市営バスをめぐっては、運転手らで作る労組の幹部らが勤務を他の運転手に交代させる「代走」を行っていた問題があり、市議らが平成19年、虚偽有印公文書作成罪で市幹部ら5人を大阪地検に告発している。相次ぐ不祥事に今後、批判を浴びそうだ。

 市バス関係者の話によると、芝生営業所の職員が一日中所内で待機を命じられている勤務日に、所内の駐車場を使い、別の職員が持ち込んだ車を整備。始めた時期は不明だが、1回1万円で請け負っていたこともあったという。市交通部は昨年8月、外部からの指摘で、実際に職員が所内でタイヤを外すなど車の整備をしていたことを確認。ところが、「休憩時間中にやっていたこと」と詳しい調査や処分をしなかった

 休憩時間であっても副業を禁じた地方公務員法営利企業等の従事制限)に違反する疑いもあるが、市幹部は「いいことではないが、運転手の間でやっていることなので実態は不明」などと話している。

 一方、営業所内にある立体駐車場のスロープ下には四方をブルーシートで覆い、サンドバッグやバーベルなどのトレーニング機器が設置されていた。中には、成人向け雑誌が置かれていたことが確認されている。

 これについても「職員の違法占有にあたる」との外部からの指摘により、市は昨年10月末、慌てて使用許可を出した。市は「体力作りや健康増進を図る意味でスペースを提供した。手続きの不備はあったが、使用許可をもって是正されている」と説明している。

 また、営業所の一角には今年2月ごろまで、職員がイチジクや大根、ナス、唐辛子などを許可を得ずに栽培し、ホースや柄杓を使って水道を無断で使用していた。周辺住民の指摘により、現在はすべて撤去し更地になっている。



市は『すでに解決済み』として処分の対象外にしている。」とのことですが、何がどうやって解決したのでしょうか?「詳しい調査や処分」をしていないとしているのですから、解決しているとは到底言えないはずです。

高槻市は、職員の副業や畑について、直ちに調査を行い、誰が、いつ、何をして、いつからどれだけの収入を得ていたのか等を明らかにして、市民に対して、しっかりと説明責任を果たす必要があります。

私は以前、市職員の副業に対する高槻市の対応の甘さを指摘しましたが、営業所で勤務時間中に副業を行うというのは、さすがにひどい話ですので、厳正な対処が必要なはずです。


記事中のジム・成人誌・畑については、以前も紹介しましたが、以下のとおりです。






以下はこれに関する最近の関連記事です。

★【営業所違法占有】とても一人では無理で・・・訴訟は断念しました。
http://kitaoka.seesaa.net/article/115000728.html

★市の土地を勝手に畑にした泥棒を刑事告訴せよ!
http://kitaoka.seesaa.net/article/120561195.html