約束の防音対策を施さないまま、工事を強行する高槻市。

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本日から6月議会(平成19年6月市議会定例会)が始まりました。議会日程は7月13日まで。本日は、市長からの諸般の報告・施政方針の説明の後、写真に写っている部分の議案などが審議されました。

初めての定例議会なので、正直、あまり要領も分かりません。しかし、思わず、初めて質問をしてしまいました。

今日はまったく質問する予定はなかったのですが、小西議員が「一般会計繰越明許費繰越計算書」に関して質問されたことで、「そんなふうに質問できるのか!」と学ばせていただき、急遽、計算書にあった今城塚について質問しました。

一般会計繰越明許費繰越計算書の「社会教育費」の項に、今城塚古墳整備事業の予算1億6000万円のうち、約1億1000万円が翌年度に繰り越されるとありました。つまり、今城塚の工事が予定通り年度内に終わらなかったので、業者に支払うためのお金も翌年度に持ち越すということなのですが、この原因が、地元住民との調整のためであるとのこと。私は地元の方から、約束されていた防音対策もなく、6月6日に工事の再開が強行されたと聞いていたので、以下の3点を質問しました。

1.地元住民との調整の経緯と結果
2.地元の方々の理解は得られたのかどうか
3.工事の方法について問題があったと聞いているが、工事の方法は改善されたのかどうか

結局、いくつかの自治体や希望のあった団体に説明したり、あるいはビラをまいたりしたけれども、工事に納得されていない方もいるとのこと。

そして、騒音対策や粉塵対策などを約束したにもかかわらず、防音シートを張らないまま、工事を再開したことを市役所側は認めました。

約束したはずの防音対策を施さないまま、工事を強行するなんてことが許されるわけがありません。このような事態で、市民を苦しめるというのは、市長の施政方針にも反しているのではないでしょうか?