【公用車不正使用】女性コンパニオン付き料亭宴会を「公務」と断言する高槻市

高槻市の所有する公用車で料亭に乗りつける山本政行自動車運送事業管理者

昨年12月19日の市議会本会議の一般質問で、私は、

山本管理者は、本市の公用車を使用して、今年(平成19年)8月20日に、JR山崎駅前の料亭に乗りつけ、数時間の宴会に参加しました。この料亭で行われた宴会は、公務だったのか、それとも私用だったのか?お答えください。


と質問しました。

それに対して交通部(市バス)の山本管理者は、「公務」であったと明言したので、私は唖然としました。

その宴会は、以前にも書きましたが、京都の大山崎町にある料亭で行われ、お酒が出され、しかも、ミニスカートをはいた派手な服装の女性コンパニオンも同席していました。

公務なら、高槻市役所の職員ばかりなのに、何故京都で?何故、料亭で?何故、女性コンパニオン同伴で?・・・まったく不可解な公務です。明らかに、単なる「私的な宴会」ですよ。「女性コンパニオンまで呼んじまった」という「やましさ」が市職員の方々の心の中にあったからこそ、高槻市民の目を逃れるために、京都くんだりまでわざわざ繰り出したというのが真相だと思うのですが。

これが公務として認められるなら、今後、高槻市役所の公務員同士が、居酒屋などの飲食店で飲酒したり、あるいはそういった酒席に女性コンパニオンを同席させたりといった行為が全て「公務」となり、運転手付きの公用車が、夜な夜な、京都などの遠方への往復にまでも、際限なく使用されることになります(笑)。

以前この件を書いたときには、武士の情けということで、公用車に乗ってやってきた他の市幹部の名前は伏せましたが、公務というなら、公表してもいいのでしょうか?そういう他人への迷惑も考えずに、言い逃れのためだけに「公務」だと答弁したのならば、山本管理者にはちょっと思慮が足りなかったのではないでしょうか?

この件についても、市バス営業所の自動販売機による労組への違法な利益供与同様、昨年末に住民監査請求を起こしていたのですが、書類が不備で却下される可能性があると監査委員事務局で指摘されたため、いったん取り下げました。

そこで書類を準備しようとしました。公務と言うのなら、このコンパニオン宴会に関する公文書があるだろうと、「平成19年8月20日のJR山崎駅前の料亭での宴会に係る出席者の分かる文書および支払いや宴会で何が行われたのかが分かる文書」として公文書の公開請求を行ったのですが、平成19年12月28日付けで「対象となる公文書を作成していないため」との不存在の通知がされました。多くの市職員が遠方での会に参加したのに、それに関する公文書がない。これこそが、この宴会が「私的な宴会」に過ぎないことを証明していると思うのですが。

上の写真のように、公用車で料亭に乗りつけた高槻市幹部の方々の写真はありますが、他に公用車での宴会出席を証明する書類として考えられるのは、あとは私が議会で質問した内容が載っている議事録くらいです。この議事録は、3月頃に出来ると思われますので、それが手に入り次第、監査委員事務局に、再度住民監査請求を行う予定です。

もし、「こんなコンパニオン付き料亭宴会が、公務であるとは断じて考えられない」と憤りを覚えられる方は、ぜひ私と一緒に監査請求を起こす「請求者」となっていただけないでしょうか?請求者になってやろうという方は、私までメールでご連絡ください


この住民監査請求を受けた監査委員の皆さんは、市職員のみが参加したこのコンパニオン付き料亭宴会を、「公務」と判断されるのか否か。もし「公務」なんて判断してしまったら、高槻市の監査委員の良識が問われてしまうのではないでしょうか?