自虐的な阪神ファン

 

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昔、阪神の岡田に顔が似ていると言われたことがある。ダウンタウンの浜ちゃんに似ているとも。私の顔はどうやらそういう系統ようだ。そういうわけで、岡田監督には微妙にシンパシーを感じていたのだが(笑)、その岡田監督が就任2年目にしてリーグ優勝。美人局(つつもたせ)事件の被害にあったときは「岡田さん、これからどうなるのかなあ?」なんて思ったりしましたが、良かった良かった。 さて、私の職場である老人ホームに、熱狂的な阪神タイガースファンのご隠居がおられる。ところがこのご隠居、マジックが1になっても阪神の優勝を信じない。「アカン、アカン、阪神が優勝なんてありえへん」と。阪神は負けるのが当たり前、勝てばまぐれか相手がヘマをしたか。阪神はピッチャーがアカンし、今年の外人もアカン。万事そんな調子で、「それでも阪神ファンなの?」というくらい自虐的。普通の阪神ファンなら、99%負ける状況でも「絶対勝つで!」と空元気で言いそうなものだが、私達よりも長年、応援してきた阪神タイガースが負け続けてきたのを見てきたために、心理学でいうところの「酸っぱいブドウの論理」・防衛機制が働き過ぎているのかもしれない。 大阪に、自虐的な日本人が多いのは、もしかしたら阪神のせいかもしれませんね(笑)。 昨日阪神がリーグ優勝を決めたところで、楽しみなのが今日ご隠居がどんな顔をしているか。「アカン、アカン、阪神が日本一なんてありえへん」。そう言いそうやなあ(笑)。