高槻の皆様に伝えたい「10のこと」

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駅頭で、1ヶ月以上にわたって、毎回話題を変えながら、高槻市政についてお話してきたことを、10個にまとめてみました。

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子ども達が高槻市からどんどん去っています。私達が各年代別の人口の増減を調査したところ、0歳時と比べると、小学校就学時までに5~12%、中学校就学時までには11~16%も減少していることが、初めて判明しました。近年、高槻市全体の人口が微増しているにもかかわらず、中学校の生徒数は減少を続けています。これは高槻市の悪い教育・偏った教育を嫌って、子どものいる家庭が高槻市外へ転出しているためです。実は、高槻市は、「教育過疎の街」なのです。高槻の教育はまだまだ「問題あり」です。私達のこの調査結果は、吉田康人さんの「やすとマニフェスト70」にも活かされています。



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今年4月から、2学期制が、全ての高槻市立の小中学校と幼稚園で実施されますが、これに隠されて「学校の裁量」が拡大されることが大問題なのです。それが今年度の全ての2学期制推進委員会等を傍聴した私達の結論です。定期テストの回数や、通知表の代わりとされている補助簿・補助資料も学校裁量に。2学期制を試験的に実施しているモデル校には、定期テストを減らす学校や、補助簿等をつくらない学校も。コミュニティスクールなど、保護者が学校を監視する仕組みの導入が不可欠です。



■3■
高槻市の教育を変えなければ、子どものいる家庭の流出に歯止めはかかりません。目に見えるような形で示して、「高槻市の教育は良くなった」と市の内外の皆様に実感していただくための一番効果的な方法は、高槻市立の小中高一貫校を設立することだと考えます。これにより、できるだけ、親の経済的な格差が、子どもの教育の格差を生まないようにし、さらに高槻市在住の子どもには受験料・入学金を免除して優遇する…現在空き家となっている旧高槻南高校の校舎を使うことができれば遊休不動産の活用にもなります。



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全国で、議員の政務調査費の不正使用が問題となっています。私達が、政務調査費を受け取っている高槻市議会議員に対し、その使途が分かるよう、条例上保管されているはずの領収書の公開を求めたところ、その全議員が拒否。「会派の判断と責任において適切な運用」をしていると主張していますが、やはり・・・。多くの地方議会で全面的な公開を決定している中、どうして公開しないのか。市民の皆さんは、ぜひその理由を現職の市議会議員の方々に尋ねてみてください。
★共産議員はビラに堂々とウソを書き、悪質です★
★ののうえ愛市議も、ホームページにウソを書いており、悪質です★




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特別養護老人ホームの建設に絡んで、億単位の補助金を詐取し、理事長が逮捕された社会福祉法人に、高槻市役所で福祉部門の要職を務めた元市幹部職員が天下り。その社会福祉法人が、何故か新たな特別養護老人ホームの運営事業者に選定されました。私達がその審査過程を調べてみると、市職員だけの「密室」で審査され、審査基準も不自然。審査資料を情報公開請求してもほとんどが黒塗り。公正に審査が行われたのかまったく検証ができない状態にされています。不透明でおかしな審査がされている高槻市役所。市長を変えて徹底的な内部調査を行う必要があります。



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財政の健全性を示す「経常収支比率」が高槻市では90%であるとして、それが奥本市長のこの4年間の実績であるように喧伝されています。しかし、「経常収支比率」は70~80%が望ましいとされており、高槻市の財政は決して健全とはいえません。4年前、高槻市の経常収支比率は90%を下回っていました(H13年度で87.5%)。この4年間で、実は奥本市長は、むしろ経常収支比率を悪化させたのです。公約違反が多いので、悪化させた数字を出さざるをえないほど実績に乏しいのです。



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私達の調査で、高槻市営バスの燃料(軽油)が、特定の業者から、随意契約で、他と比べて高い値段で購入されていることが分かりました。一般競争入札を実施している大阪市や東京都と比較すると、1リットルあたり約3~6円も違っています。高槻市が、もし、大阪市や東京都と同じ値段で軽油を購入できていたとしたら、年間で約600万~1200万円も経費を節約できていたことに。高槻市役所は、バス料金の値上げを画策する前に、競争入札の実施等の改革を行うべきです。



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介護保険料が大幅に上がりましたが、市営バス燃料の随意契約をはじめ、高槻市には、まだまだ税金の無駄や利権の構図があるようです。天下りも発覚しました。高槻市長はこれまで40年以上市役所出身者が務めてきましたが、そろそろ市長を民間出身者にして、市役所を民間感覚で総点検すべき時期です。横浜市では、球場の名称使用権を企業に売り、玄関マットや給料明細の裏にも広告を載せ収益向上を図っています。他市の良い事例ももっと積極的に取り入れるべきです。



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皆さんは覚えていますか?奥本市長が4年前の高槻市長選挙で掲げた「サッカースタジアム建設」「ガンバ大阪誘致」の公約を。しかし未だにサッカースタジアムは影も形もありません。それもそのはず、そもそもこの公約は最初から実現不可能だと、4年前の市長選挙の時から言われていたのです。奥本市長は選挙に勝つためだけに嘘の公約を掲げたのです。3期目を目指して次の市長選にも出馬する奥本市長に対して、この詐欺公約・公約違反の責任を、厳しく問わねばなりません。



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奥本市長が「サッカースタジアム建設」「ガンバ大阪誘致」などといった嘘公約を大々的に掲げさえしなければ、4年前の高槻市長選挙の結果は違っていたはずです。だまされた市民の皆様も被害者ですが、次点で高槻市長選に惜敗した吉田康人さんは、大きく人生を狂わされてしまった最大の被害者であると、私は考えています。やすとマニフェスト70」を完成させたこともあり、この4年間は決して無駄ではなかったと思いますが・・・そうやって頑張ってきた吉田康人さんと、皆さんを騙した奥本市長と、どちらを選ぶのか。ぜひ賢明なご選択を!