サマセミの下見で飛鳥に25

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近鉄飛鳥駅に到着しました。青年塾の今年のサマーセミナーの下見です。めちゃくちゃ天気がいいです。
 

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近鉄飛鳥駅近くの「飛鳥びとの館」で打ち合わせ。
 

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レンタサイクルで回ります。自転車で走ると、風を受けて清々しいです。
 

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猿石です。地元では安産の守り神にもなっているとのこと。吉備姫王墓にて。
 

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国立飛鳥歴史公園館にて。今日の行程の概要を説明する寺本実行委員長。
 

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解体された高松塚古墳の壁画が運び込まれる建物だそうです。
 

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高松塚古墳。発掘調査中とのこと。飛鳥美人をはじめとする壁画の取り出し作業中ですね。この費用は約10億円とか。
 

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高松塚壁画館。壁画の模写等があります。ガイドの村上さんによれば、古代、春夏秋冬を表す色は、青赤白黒だった、とのこと。「青春」や「北原白秋」の例を出されました。
 

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鬼の雪隠。実は古墳の一部だそうです。鬼にまつわる伝説も。

■鬼の俎にまつわる昔話
  昔々、この辺りは「霧が峰」と呼ばれ、鬼が住んでいました。その鬼は旅人の姿を見かけると、霧で迷わせこの 「俎」 の上で料理して食べ、そしてお腹がいっぱいになった鬼は今度は下の「雪隠」(トイレ)で用をたしたそうな。

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鬼の俎(まないた)。故人を辱めるために、石室をばらしたという説もあるそうです。
 

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亀石。何故こんなものが作られたのか、諸説ありますが、はっきり分からないそうです。甲羅の部分は細工されていませんが、実は裏側はちゃんと細工されているとのこと。
 

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聖徳太子が生まれた地に聖徳太子自らがが建てた橘寺です。
 

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川原寺の跡地を歩く。ガイドの村上さんの名解説を聞こうと、いつの間にか、青年塾の塾生以外のカップルが紛れ込んでいます(笑)。どうぞ遠慮なく、仲間に入ってください(笑)。
 

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正面に見えるのが香久山です。

小倉百人一首
春すぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天のかぐ山
持統天皇

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橘寺にて。「和を以て貴しと為す」の「和」に「やわらぎ」と振り仮名がふってある、と、寺ッカム実行委員長が発見!
 

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橘寺往生院の天井画。寝転がって眺める人多数。私も寝転がって撮影しました。
 

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飛鳥は多分ディズニーランドよりも見るべきところがたくさんあるけど、移動が・・・特に、この祝戸に向かう上り坂が苦しい。ここで隊は完全に第1グループと第2グループに分かれました(笑)。
 

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やっと食事休憩。苦労して坂道を登った後の食事の味は格別です。

しかし、飛鳥での移動は徒歩では厳しい。「マイはし、マイコップ、マイ自転車持参」という冗談も飛び出しました(笑)。

チョコクッキーを皆に回すも、「こんな暑い日に、なんでチョコなんかもってくるんですか?」とトッティーに突っ込まれた寺ッカム実行委員長(笑)。
 

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石舞台古墳。石の重さは約77トン。発掘調査の結果、大きな方墳の一部(石室)だと分かったそうです。
 

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石舞台の内部(下からもぐれます)。積み石の隙間から洩れる光。結構広いです。
 

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奈良県立万葉文化館万葉集をテーマにしたミュージアムです。万葉集に詠まれた植物を集めた万葉庭園もあります。
 

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蘇我馬子が建てた日本最古の寺の飛鳥寺です。蘇我氏が隆盛を極めていた当時は非常に広大なお寺で、法隆寺の数倍の規模であったとのことです。
 

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入鹿の首塚の前で熱弁をふるうガイドの村上さん。他の観光客も足を止めて聞き入っています。

大化の改新で、中大兄皇子中臣鎌足に暗殺された蘇我入鹿の首がここまで飛んできた。そして入鹿の首塚がここに作られた、と。

でも本当は、入鹿の首は、父の蘇我蝦夷に返されたそうで、実は、ここは、別の人のお墓だという説が有力だそうですが・・・地元の人も毎日お花を供えているし、入鹿の首塚ということでいいじゃないかと、村上さん・・・それでいいです、はい(笑)。
 
 

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長い上り坂を登ると、眺めの良い場所に。甘樫の丘です。

正面右に見えるのは、大和三山(香久山、畝傍山耳成山)の一つの畝傍山です。

ここで反省会をして、下見は終わり。ガイドが村上さんのような熱心な方で、非常にありがたかったです。
 

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近鉄橿原神宮前駅でレンタサイクルを返して解散。半日自転車をこいだので、明後日くらいに筋肉痛になると思います(笑)。

飛鳥はいいですねえ。聖徳太子大化の改新万葉集高松塚古墳の壁画、数々の遺跡・・・見所が盛り沢山です。

寺本実行委員長はじめ、皆一生懸命取り組んでいますので、楽しくかつ学びの多いサマーセミナーになるはずです。