決勝戦以外が面白かった「K-1 WORLD GP 2005」

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K-1で優勝したセーム・シュルト、強すぎですね。212cmの巨体でありながら俊敏。足が長く、膝蹴りが軽く相手の顔面に届く。逆に相手の攻撃は身長差・リーチ差がありすぎて届かない。特に顔面には。

K-1を久しぶりに見ましたが、決勝戦以外が面白かったですね。バンナ対ピーター・アーツも見ごたえがあった。武蔵と戦ったロシアのカラエフのスピードはすごかったし、セーム・シュルトの猛攻を最後まで耐え切ったレイ・セフォーの根性には感動しました。

決勝では、勝ち上がってきた両者がお互いの持ち味を生かして互角の勝負を続け、そして均衡が破れて劇的な決着、というのが理想かな。今回の決勝はそれには程遠く、セーム・シュルトは実力の半分も出していないように見えました。

セーム・シュルトの強さが圧倒的過ぎて、武蔵の努力は一体何だったの、報われないなあと、少し哀しく感じました。セーム・シュルトを倒せるK-1戦士は現れるのでしょうか。