金川さんの執念



9月23~24日に青年塾関西クラス10期生の串本講座に参加したのですが、私はその際の自己紹介で、自分が中学受験の算数の家庭教師をしていることに関連して話をしました。

そこで、「皆さんお暇でしたら解いてみてください」と図の問題を出しました。3辺の長さがそれぞれ10,8,6の直角三角形に、図のように同じ大きさの2つの円が内接しているとき、その円の半径を求めなさい、というもの。某進学塾のテキストに載っていたのですが、簡単そうで、結構難しい。でも、あるひらめきができれば、解くことが出来ます。

中学で数学を習った人ならば、「半径をrとおいて、面積から・・・」とやれば解けると思いますが、2次方程式を使うことになり、小学生の知識では無理。ですので、別のやり方を考えなければなりません。

この問題に、講座に参加していた志ネットワーク会員の金川さんが、熱心に取り組んで下さいました。講座中には解くことができず、諦められたのかなと思っていたのですが、先週金曜日の10月27日、金川さんからメールがありました。

そこには、金川さんの答えが書いてありました。私の用意していた答えとは違いましたが、正解でした。算数なんて、やり方は先生とは違っていても、ちゃんと正解が出せればよいのです。金川さんの解き方は、小学生でも、ぎりぎり理解できるのではないかと思われるやり方でしたので、合格です。

この金川さんの執念には感動しました。私が挨拶でちょこっと出した問題を、1ヶ月にも亘って解いてくださるとは・・・恐れ入りました。


もし「私も解けた」という方で、正解をお知りになりたい方は、私までご連絡ください(笑)。