【有給職免→有給休暇改ざん】住民訴訟を提起!事件番号は平成20年(行ウ)第120号。

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交通部の労組四役が、学習会を名目として取得した有給職免で、黒部に一泊二日の旅行をしていた件について、本日、住民訴訟を提起しました。事件番号は平成20年(行ウ)第120号です。

この住民訴訟に先立つ住民監査請求の結果ですが、高槻市監査委員は、この黒部の件も、前に住民監査請求した「幽霊運転手」事件に含まれているから、既に監査済みだとして、監査せずに却下しました。しかし、この黒部の件については、高槻市はあくまでも有給休暇に変更したのだと主張しているわけですから、「幽霊運転手」の監査に含まれるはずがありませんし、外部監査人も、監査報告の中でこの件については言及していません。

住民監査請求の詳細については、こちらをご覧ください。

この事件は、朝日放送「ムーブ!」のディレクターが、点呼記録表の黒塗りされた部分にうっすらと「組合出張」の文字が見えるのを発見したことがきっかけで露見。私が情報公開請求したところ、交通部当局と労組の委員長が慌てて小細工を弄したために、ますます問題が大きくなったことも以前書いたとおりです。

訴額は小額ですが、有給職免の適法性の問題、決裁と施行が終わったものを3ヶ月も遡って取り消せるのかという問題、3ヶ月も遡って有給休暇を付与できるのかという問題、そして公文書に虚偽の記載をして情報公開請求を免れた問題と、かなり重大な問題を含んでいます。高槻市はこれらをすべて適法だとしていますが、この事件の真相と違法性を、裁判という場で明らかにすることが、今後の高槻市政を正す一つの道ではないでしょうか。


この事件に限らず、高槻市交通部の事件の真相を明らかにするためには、当事者である労働組合の四役といわれる幹部の方々を法廷にお呼びし、証言していただかなくてはならないと私は考えています。

そこで、どなたをお呼びすべきか、先日、労働組合に電話で問い合わせをしました。電話に出た副委員長によれば、委員長と書記長は辞任したとのことでした。何故この二人だけが、何に対する責任で、辞任したのでしょうか?

いずれにせよ、現在、副委員長が労働組合の代表というわけなので、労組の証人として誰がふさわしいのかをお聞きしたところ、「そちらで決めほしい」というようなことをおっしゃられました。

誰が一番証人としてうってつけなのか?組合内部も割れているとも聞いていますし、考え方の相違があるのかもしれませんから、事件の真相を解明するためには、四役お一人お一人に出廷していただかざるをえないのかもしれません。