【今城塚】今回のごまかし・ビフォーアフター

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今城塚古墳の工事では、こっそりと7980万円の不可解な随意契約を行っていたり、樹木の伐採範囲をごまかしたりした高槻市ですが、この3月議会でもごまかしがありました。

事前の答弁調整で、今城塚の第5次工事で伐採された樹木はどのように処分されたのかについて確認したところ、高槻市は「チップ化するなどして、リサイクルしております」という答弁原稿をもってきました。

ところが、その翌日、議員控え室の机に置かれていた新たな答弁原稿を見ると「関係法令に基づき適正に処理しています」と変わっていました。

確かちょうど1年前の議会で、伐採した樹木についてはペレットにして再利用して成仏させて欲しいと要望しておいたのです。ちょうど木質ペレットストーブの補助金を出すという話もありましたので。


「チップ化すると聞いたが嘘だったのか!」と、議員控え室にやってきた建設部の職員に言いました。すると職員は、樹木は堆肥にして再利用すると述べました。なぜ当初はチップ化したと嘘をついたのか。嘘をついてごまかそうとしたのか・・・


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また、(仮称)今城塚古代歴史館について、議員に教育委員会から配布された資料には、建設予算額は記されていなかったのですが、予算の質疑が終わった後に「資料をもってきて下さい」と要求して出してもらった資料には、なんと、前にもらった資料の空白だった部分に、金額が入っていたのです。

予算質疑の前にもらった資料をよく見直すと、不自然な2行の空白があります。その部分にピッタリと収まる形で、後出しの資料には24億5千万円という金額が記載されているのですが、予算質疑の前に、議員になるべく知られないように、24億5千万円という金額を削除したとしか考えられません。

今城塚に関しては、こんなことばっかりやっている高槻市です。呆れます。こんなことをすれば、逆に問題が大きくなることが多いのに。


ちなみに、今城塚古墳のガイダンス施設である「(仮称)今城塚古代歴史館」の予算については、平成21年度が4億3110万4千円、22年度が20億1889万6千円となっています。当初文化庁に提出されていた7カ年計画では、平成21年度が6億円、22年度が4億円となっていましたから、予算額が倍増したことになります。これも不可解です。