元お笑い芸人の船場太郎市議の出馬に大阪市民も複雑では?

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吉本興業所・のコメディアンで、議長の経験もある船場太郎大阪市議会議員(本名:松原昌平さん)が大阪市長選挙に立候補を表明

自民市議団は船場氏を推していく模様。しかし自民党本部や大阪府連はまだ了承していない、とのこと。

ちなみに吉本新喜劇時代の船場太郎氏のギャグは次のようなものだったそうです(年代が合わなかったのか、私は知りませんでした)。

懐かしの吉本新喜劇
・「せん・・・ばたろうさん?」→船場「誰が『ばたろう』やねん!」
・「せん・・・ばばたろうさん?」→船場「誰が『ばばたろう』やねん!」
船場太郎がパパの役。船場太郎を呼ぶ時。「ぱ~ぱ~」→船場「誰が『ぱ~ぱ~』やねん!」
・ケンカで「ヨォ!」と声をひっくり返して言う。

船場氏出場表明で一番慌てたのは、自公民の与党会派に推薦を求めていた関氏なんでしょうけど。自公が外れると、残るは民主党だけ?そうすると、市職員労組とほぼ一丸となって選挙を戦うことになり、有権者から見れば、ますます改革から遠ざかるように感じられるのではないでしょうか。

しかし、船場氏にしても、「またお笑い芸人か?」という感じがしないでもないですが・・・有権者は、厚遇問題の発覚した大阪市の市長には、もっと明確に改革ができそうな候補者がいいと思っている人が多いのでは?船場氏の知名度と自民・公明の組織力で関前市長には勝てそうですが、しかし船場氏の出馬表明で本間教授や大平弁護士が出にくい状況になったら嫌だなあ。でも、船場氏も、そんなにしがらみはないでしょうし、まじめに議員として活動されてきたらしいし・・・

何か割り切れない複雑な気持ちです(笑)。

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<追記>

読売新聞のサイトの記事によると、本日、自民市議団は船場氏擁立を断念。その引き金は、公明市議団が「官僚や議員、タレントはやめてほしい」と船場氏を推薦しないと確認したこと。

大阪市長選、自民市議ら船場氏擁立を断念
 11月13日告示、27日投開票の出直し大阪市長選で、関淳一・前市長(70)の対立候補として出馬表明した自民市議で元タレントの船場太郎・元議長(65)を支援していた自民市議らが27日、船場氏擁立を断念する方針を固めた。船場氏側から支援を求められていた公明市議団も会派内で「推薦できない」と確認。これを受け、自民、公明両市議団内では今後、関氏を含め、自公を軸にした候補者選考の動きが加速するとみられる。

 船場氏は名乗りをあげた2日後に“はしご”を外された形。なおも出馬を目指すのかどうか、難しい判断を迫られることになった。

 自民市議の一部は、関氏が擁立の枠組みからの「民主排除」に応じないことに反発、船場氏の擁立を進めた。しかし、市議団内では「船場氏の動きは唐突だ」「関氏が発表する公約を見て、まず関氏を支援するかどうかを判断するべきだ」などの声も強く、双方で多数派工作を展開していた。

 一方、船場氏サイドから協力を求められた公明は以前から、候補者選定の条件を「官僚や議員、タレントはやめてほしい」などとしており、27日午前の市議団幹事会で「船場氏の推薦はできない」と確認。自民側にも伝えた。こうした動きを受け、自民の船場氏擁立グループは「自公で一致して推せないなら、勝つのは難しい」と擁立断念に傾いた。

 船場氏は読売新聞の取材に対して「今夕の市議団会議までは何も言うことはない」と話している。

(2005年10月27日 読売新聞)

展開はや~!(笑)

船場太郎さん、ちょっとかわいそう・・・まじめに改革できる人かもしれないのに、元吉本新喜劇というだけで、妙なレッテルを貼られる。横山ノックと先月の解散総選挙の小泉旋風のせいで、今やそんな風潮になってしまいましたね。少し前なら船場太郎さんで決まっていたんでしょうけど。これから「改革派」を証明し、信頼を得るというのは、ちょっと難しいでしょうね。

しかし一体どうなるのか、大阪市長選。

私としては、前にも書いたとおり、大平光代さんに出てほしいですが。