【今城塚】第6次工事の範囲

今城塚古墳の第6次整備工事の範囲

来年度・平成21年度の今城塚古墳の工事(第6次整備工事)の範囲が高槻市側から示されました。上記画像の赤色の部分が主な工事箇所です。

画像右側に、一部だけ飛び地のようになっていますが、ここの内堤部分については江戸時代に土が取られたそうです。ここも、復元するために、土を盛って築堤するとのこと。

レクに来た職員に、この部分の工事が何故取り残されたのか、経費削減やバリアフリーの点からも工事をしなくてもよいのではないか(ここにコンクリート製のトンネルを設置するというのですが、そんなことしなくてもそのままにしておけばバリアフリーだ)、他の内堤部分の盛り土は遺跡の保護の意味もあったがこの部分は遺跡が無いのだから保護する必要は無く工事する必要がないのではないか等と問いましたが、公園化のため復元するのだとの一点張りでした。

この部分を一から築堤することになれば、大量の土砂が必要となり、間違いなく粉塵が飛び、住民の被害も大いに予想されるのだから、住民とのトラブルを避けるうえでもやめるべきではないかとも言ったのですが、「工事によって粉塵が飛ばないということは絶対にないが、できるだけの対策をする」との答えでした。有効な対策がとれなかったから第3次工事ではトラブルになったはずですが。

工事の順番から言っても、入り口から一番遠いこの場所を後回しにしているのはおかしい、どうしてなのかと訊いたのですが、それについては即答できないとのことでした。

第6次工事も、いろいろと起こりそうです。

遺構の存在しない部分まで、多額の税金をかけて、住民に迷惑をかけてまで、復元しなくてもよいと思うのですが。

やろうと思えば今からでも設計変更はできるはずですので、高槻市には再考していただきたいと思います。